↑二年前に初めて食べて、その美味しさを気に入ったのと数々の健康効果(免疫力増強、血流改善など)に期待して、定期的に十袋まとめ買いするようになった久米島産 天然太もずく。
そろそろ買い置きがなくなるので2月の上旬に新たに十袋注文し、到着を待っていたところ、ほどなくしてお店からメールが届きました。
なんでも、「久米島産 天然太もずく」は現在在庫切れで、次の販売開始はもずくの収穫時期である4月~5月になるとのこと。
あっ……そうなんだ。もずくって、品薄になる時期が存在したんですね。
初・石垣島産の天然太もずく
ということで、注文はキャンセルに。
しかし、どうしてももずくは買っておきたいので、代替品として選んだのがこちら!↓
沖縄海星物産
↑今まで買っていた「久米島産」ではなく、「石垣島産」の天然太もずく!
製造者は久米島産もずくと同じ「沖縄海星物産」。
値段も久米島産と一緒で、以前からその存在は知っていて興味はあったものの、いざ試してみたらあまり好みではなかった……なんてこともあり得るので、それが怖く、美味しいことがはっきりしていて間違いのない「久米島産」を最終的にいつも買う結果になっていました。
でも、久米島産が在庫切れの今、今まで勇気が出ず買えなかった石垣島産を試すチャンス!!
10袋購入
↑というわけで! 取り寄せてみました! 「石垣島産」の天然太もずく!!
↑どどんと10袋まとめて購入!
デザインの違い
↑うちにまだ久米島産のものが残っていたので、それと並べてみました。パッケージデザインは、ラベルの色が青になったというだけで、久米島産のものとほぼ同じです。
原材料
↑原材料はこちら。
塩水に投入すると泡立つ
それでは早速、塩抜きしていきたいと思います!
まず、塩水(1リットルの水に塩を大さじ1溶かしたもの)にもずくを投入するわけですが……。↓
↑塩水に入れた石垣島産もずくを少しほぐすと、もずくに含まれていた空気が解き放たれるように水面に泡が立ちました。
これは、久米島産もずくでは見られなかった現象です。↓
↑このように、久米島産もずく(写真右)では、最初に塩水に入れたときに全然泡立たないんですよね。
早々に、石垣島産と久米島産もずくの違いを、わずかながら感じることとなりました。
塩抜き工程ではあまり違いなし
しかしその後、塩抜きを進める工程においては、あまり両者の違いは見られませんでした。↓
↑まずこちら、塩水に浸けておいたものを最初にザルで水切りしたときの様子。ぬめりが適度にあって容易に水が切れず、みずみずしい感じなのは久米島産と似通っています。
↑こちらは久米島産。
↑ただ、よく比べると、久米島産の方が少し水分保持率は高いように感じます。
塩抜き後の状態も似ている
↑真水でよく洗って塩気をなくし、水切りしたあとの様子がこちら。
↑ツヤツヤと繊細な感じで、これも、久米島産とあまり違いはありません。
最終的な重量に差
しかし!! 最後の最後で、石垣島産と久米島産に決定的な差が出ました!!
↑水切り後の最終的な重量が、石垣島産は585gをマーク!!
↑久米島産は274gだったので、その差は311g。
一食に50gのもずくを食べるとしたら、石垣島産は6食分も多く食べられることになります。
なぜ石垣島産のできあがり量が多いのか
↑なぜ、商品としての内容量は500gで同じなのに、石垣島産の方ができあがり量が重くなるのか?
ということについてなのですが、これは、食べてみて、もずくのぬめりが石垣島産の方が少ないことに理由があるように感じました。
ぬめりが少ない=水を吸って重くなる
↑こちら、石垣島産のもずくで作ったもずく酢。十分にしなやかで、適度なぬめりもあり、スルスルッと美味しいのですが……。
↑こちらの久米島産の方が一本ずつがもっと細く、ぬめりも強くて、もずくの健康成分(フコイダン)をより感じられる雰囲気があります。
天然もずくと養殖もずくの比較でも感じたのですが、もずくのぬめりはもずくに外部から水が浸入するのを防いでおり、ぬめりが少ないほど、塩抜きの工程で水を吸って膨張しやすく、その分重たくなる傾向があるようでした(食感もサクサクする)。
石垣島産は、久米島産と同じ天然もずくですが、収穫方法に何らかの違いがあるのか、久米島産に比べるとぬめりがやや弱く、結果、できあがり量が重くなっているのではないかと思えました(しかしながら養殖もずくと比べれば十分に強いぬめりです)。
石垣島産は中庸で良い
↑もずくの、天然もの二種(久米島産、石垣島産)と養殖ものの特徴をグラフに表すとこんな感じ。
今回試した石垣島産は三種の中では中庸で、なかなか気に入りました。
特に、できあがり量が多いのが良いですね。一袋を消費するのにかかる日数が増えるので節約になります。
それでいて、ぬめりがそこまで劣るわけでもなく美味しいですし。
これからは石垣島産が第一候補
というわけで、「そこそこぬめりがあって美味しく、できあがり量もほどほど多い」石垣島産が、今後、もずくを買う際の第一候補になりそうです。
ずっと試せなかった石垣島産の実際のところを、今回知れて良かったです!
同じ会社、同じ沖縄県産のもずくでも、色々と違いがあって興味深かったです。
石垣島産 天然太もずくはこちら
沖縄海星物産
久米島産 天然太もずくはこちら
沖縄海星物産
沖縄県産 太もずく(養殖)はこちら
沖縄海星物産