↑こちら、居間のシーリングライト(メイン照明)。ナショナル(現:パナソニック)製。1995年に購入してから27年経過している年代物。サイズは90㎝×90㎝ほど。
1つ30
8個中2個しか点かない~暗くて目に負担
↑そしてついに今年の10月、残り3個となっていた照明のうち1個がさらに壊れ、生き残りが2個に。
居間の広さに対し、「30W×2個」の照明だとさすがに暗いです。
やはり目に負担がかかるのか、目がかすむようになってきましたし、居間でよくノートパソコンを使う母も「画面が見にくくなった」と言います。
照明器具を買い替える決意
……蛍光灯を替えても点かないとなればもう照明器具ごと買い替えるしかないわけですが、それだと、現在は蛍光灯なのが次はLED照明になってしまいます(蛍光灯のシーリングライトはもう販売されていないため)。
LEDはあまり目に優しくない(*1)という話も聞いたことがあるし、買い替えればお金もかかるし、なるべくなら今の蛍光灯のまま限界まで踏ん張りたいと思ってここまで来たのですが、目に悪影響が出てきてしまったし、このへんが潮時かもしれない……。
ということで、居間の照明を大元から付け替える決意を固めました。
日立のシーリングライトに決定
日本のメーカー製で20畳用という条件で探したところ、パナソニック(HH-CG2033A)と日立の商品が該当し、比較検討した結果日立のシーリングライト(LEC-AH2010PH)を選ぶことに決定。
決め手となったのは主に以下の二点。
直径が日立の方が大きかった(70.5㎝)。(パナソニックは60㎝)
「ひろびろ
あと、日立は、29年前に購入した洗濯機の消耗部品(ゴミ取りネット)がまだ入手可能だったりするので、シーリングライトの部品も長く保持してくれるのではないかという期待があり、長期間経ってから修理が必要になった場合のことを考えると安心できるかなと思えました。
取り付け工事
↑照明の取り外し・取り付け工事は、地元の日立のお店(日立チェーンストール)にお願いしました(男性二人で、作業時間は30分ほど)。
シーリングライト本体…47800円
取り付け工事・元の照明処分料金…3300円
【合計】…51100円
そして!!
↑無事に取り付け完了!! シンプルで綺麗なデザイン! 違和感なし!
すごく明るい
夜になって日が落ちたので早速電気をつけてみると……。↓
↑おおおっ!!! すごく明るい!! まぶしい!!
↑付属のリモコンでは、色味の調整(調色)(電球色~昼光色)、明るさ調整(調光)が無段階で可能! 上の写真は、最も電球色にしたときの様子です。
ひろびろ光
さらに!! この、日立のシーリングライト一番の売りだと個人的に思っているひろびろ光を点灯させてみます。↓
↑「ひろびろ光」は、器具上部についている明かりのことで、「主光源」とは別につけられます。
↑これをつけると、明るさ1.4倍で、天井や部屋の隅まで光が大きく広がります!
↑「ひろびろ光」のみを点灯させることもできて、そうすると、こんな風に間接照明っぽい雰囲気を出すことができます。
ひろびろ光を暖色にするとムードアップ
「ひろびろ光」はそれ単体で調色・調光も可能で、最も電球色に調色するとこんな風により間接照明っぽくできます。
↑居間の、元々あるダウンライトとともに「ひろびろ光」(最も電球色に調色)をつけてみるとこんな感じ。高級ホテルのラウンジのようなオシャレな空間を演出できます!
さらにレトロな「リラックス」
↑さらに! この日立のシーリングライトには「リラックス」という、最も電球色に調光した光よりさらにオレンジ色になるモードがあり、これにすると、部屋の雰囲気がよりレトロになります。
↑「リラックス」モードの明かりにダウンライトを組み合わせるとこんな感じ。暖かみのある、暖炉とロウソクで照らされたような空間にすることができて、熱々のコーヒーをゆったり飲むのにぴったりな雰囲気になります。
リモコンで多岐に設定・調整
↑上記の調整含め、その他、多岐に渡る設定はこの付属のリモコンで行うことができます。
あかりセレクトで四種の明かり
↑「あかりセレクト」では、ボタン1つで四種の明かりに切り替えることができます。
蛍光灯…青白い爽やかな光
図書館…「蛍光灯」よりはやや黄味を帯びたナチュラルな光
食卓…「図書館」の明かりにさらに赤みを足した自然な温もり感のある光
電球…白熱電球のような落ち着いた光
それぞれのモードを選択した後、さらに調光や調色をして好みの光にすることが可能で、その設定を記憶させてあとで呼び出すこともできます(メモリー機能)。
うちでは、「食卓」モードの、光量を30%ほど落とした状態を記憶させ、日常的に使う明かりとして利用しています。
ラク見えで文字くっきり
「ラク見え」ボタンを押すと、全灯の1.2倍に明るさがアップし、さらに、青緑色の光成分がプラスされ、手元の新聞や書類の文字が浮き出たようにくっきり見えるようになります。
このモードは母が「虫眼鏡を使わなければ読めなかった本の字が、そのままでもよく見える!!」と感激していました。
節電で節約
また、「節電」ボタンを押すと、二段階に分けて減光されて消費電力を節電します。
中央のよく使うボタン群
↑リモコン中央部にはよく使うボタンがカラフルに配置されています。
①リラックス…上述の「リラックスのあかり」を点灯
②ひろびろ光切替…上述の「ひろびろ光」を点灯
③全灯…100%の明るさで点灯
④保安灯…いわゆる豆電球状態にする
⑤消灯…電気を消す
調光・調色・タイマー機能等
↑リモコン下部のフタをカパッと開けると調光・調色ボタンがあるので、ここで明るさの度合いや色合いを調節します。
他に、「タイマー予約」「留守番」ボタン等があり、好きな時間に点灯・消灯するよう設定することもできます。
明るいのが良い
↑初のLEDシーリングライトで、蛍光灯と違ってギラギラした光だったりしたらどうしようと思っていましたが、点けてみると案外、半透明のカバーがついているおかげもあるのでしょうが、光の雰囲気が蛍光灯とそれほど違う印象ではなく安心しました。(上の写真は「食卓」モードの明かり)
何より、ものすっっごく明るいのが良かったです。明るすぎて、少し光量を落として使っているくらいです。おかげで目の不調も良くなりました。
あと、調光・調色ができるというのが、LEDでは当たり前のことなのかもしれませんが、画期的に思えました。
間接照明的に使えるのが良い
それと、「ひろびろ光」や「リラックスのあかり」といった機能をつけ、間接照明として使えるようによく工夫されている点は、独特だし、遊び心があって、なおかつ実用的でとても気に入りました。
20畳用のシーリングライトでこういう機能がついているのは日立だけだと思います。
ダウンライトのついていない部屋でも、この機能さえ活用すれば、おやつの時間を簡単にオシャレな「おうちカフェ」として演出できると思います。
日本製
また、これは購入してから気づいたことなのですが、この日立のシーリングライト、日本製なんですよね!!
日本の家電メーカーの商品でも製造は海外だったりすることがよくあるので、この商品もそうなのだろうと思い込んでいたのですが、思いがけず日本製で感動しました。
品質に安心感が持てます!
2022年いっぱいで生産終了
そんなこんなで、
なんと!! 日立は、住宅用LED照明の製造を2022年12月末日で終了してしまうそうなのです!!
「製造コストの上昇や円安進行など」の影響で「事業の継続は困難と判断」(*1)したとのこと。(引用*1:公式サイトのお知らせ(PDFファイル))
ムアアアアーッ! マジですか?? こんな良いシーリングライトなのに??
日立の製品って、気に入って使っていたのに、その後製造終了になっちゃったのがけっこうあるんですよね。パソコン(Prius)とか液晶テレビ(Wooo)とか……。
シーリングライト、お前もなのかっ……。せっかく良いのを見つけたと思ったのにっ……。
まだ市場に出回っているうちに、もう一台買い置きしておこうかと、わりと本気で迷っています。日立のシーリングライトに興味のある方は、ぜひお早めにゲットしておくことをお勧めします!
(参考*1:平田眼科)