母の好物は芋。三十年以上前、自分たちの結婚式で来場者に配ったしおりに、新婦プロフィールとして「好きな食べ物:いも」と書いていたくらいの芋好きです。
マクロビオティックで芋が陰性食品として避けるよう言われているのを知ったときも激しく反発していました。
母が見つけた焼き芋
そんな母がインターネット上でその評判を聞きつけたのが「霧島紅かぐら」の焼き芋。
「霧島紅かぐら」は宮崎県の契約農園でなるべく農薬を使わず栽培されています。
収穫後二ヶ月熟成させ、一時間以上かけじっくり低温で焼き上げているのだそうで、焼き芋になったときの糖度はなんと40。(ぶどうの糖度は約17、メロンは約14。)(参考:「知っとこ! ザ・ベスト7」、東京ガス「青果物の糖度」)
「この焼き芋美味しいんだって! 一度でいいから食べてみたい!」とエキサイトする母。私も、美味しい焼き芋には興味があるので注文してみることにしました!
冷凍便で到着
↑クール便にて、冷凍状態で到着。
↑添付の説明書に従い、まず電子レンジ(500W)で2分加熱。その後ひっくり返してさらに2分。
↑温めておいたトースターで3分焼いて完成。
↑この、表面の水のように光っているのは、芋からにじんできた蜜です! 触るとベタベタ。大学芋に絡んでいる飴のように糸を引きます。
↑割ると、とっても柔らか~。皮も薄く、スルスルむけます。
ねっとりクリーミー
一口かじってみると……。ムッ、なんだこの、噛んでもいないのに最初からねっとりクリーミーなのは!
裏ごしされたペーストのように滑らかなのです。まるで栗きんとんのよう。そして、さすが糖度40、甘~い!
これはもう和菓子だな。天然のお菓子だ。小さいのに満足感がある。端の端まで柔らかく甘~い。
普通、焼き芋というと、端の方は固くて、最後の3㎝くらいは食べずに捨てることになりますが、この焼き芋はその部分がないのです。最後まで綺麗に食べられます。出るゴミが少ない少ない。
母も、「すごく美味しい!」と喜んで食べていました。
ハズレがない
家庭では、これだけ上手に焼き芋を作るのは無理です。市販の焼き芋にも当たり外れがあることを考えると、絶対に外れのないこの焼き芋セットは、わざわざ取り寄せるだけの価値があると思いました。
それに、なんせ芋ですから、食物繊維たっぷりで体に良く、甘くてもヘルシーなのが嬉しいですよね。小腹が空いたときに安心して食べられます。
熱~いほうじ茶と一緒に食べれば至福のおやつタイムになること間違いなし!
こんな焼き芋に出会うことは二度とないだろう……と思える、驚きの焼き芋体験でした。「美味しい焼き芋が食べたい!!」という焼き芋衝動に駆られたら、また注文してみようと思います。