先日、珍しく頭痛がして、体調も全体的に優れない感じになりました。
……どうしたんだろう。生理期間中であればこういう体調不良が起こるのも不思議ではないですが、そのときは生理期間とは離れていて、体調が崩れる原因になるようなことにも心当たりがありませんでした。
しかし、よく体の具合を観察してみると、どうもお腹が張っている。
なんだろう。……もしかして、便秘?
便秘
私は日頃、自分が便秘かどうかにあまり注目していなくて、そのときもすぐには確信が持てなかったのですが、思い返してみれば確かに最近、お通じが無いかも……。
大腸内の毒素が体に回って、頭痛が引き起こされている感じ。これは早く排出したい。
そう思って、おへその周りを押すマッサージや、腹ばい状態でお腹の下にクッションを入れて刺激するような運動をやりましたが、腸の反応が鈍い!!
これは、自然には出ないかもしれない。そんな危機感を覚え、最終的に、母が日頃飲んでいる便秘薬(タケダ薬品のクリア)を服用し、なんとか解決させました。
便秘の原因
便秘が解消されると同時に頭痛もなくなり、やっぱり便秘が体調不良の原因だったのかと冷や汗をぬぐうような気持ちになりましたが、いやはや……。なんて頑固な便秘だったんだろう。えらいめにあった。
私はそんなに「快便!」というタイプではないですが、ひどい便秘で苦しむということもなく、日頃、便秘薬を飲むこともありません。
それが、便秘薬が必要になるほど、大腸内で凝り固まるなんて……どうして?
柿
そこで思い浮かんだのが柿です。
↑柿。母の大好物で、今年は初めて箱買い。
便秘に気づく四日ほど前から、母に勧められるがままに、連日、大きな柿(240gほど)を一個食べていました。
柿は便秘になりやすい
便秘が起きた直前で、食生活においていつもと大きく違っていたのは柿です。
それがなんとなく便秘と関係しているんじゃないかと思って調べたところ、予感的中。
なんと、柿に含まれている「タンニン」という渋み成分に「強力なタンパク質凝固作用」があり、それが腸粘膜のタンパク質と結合することで被膜ができ、腸の動きが弱まることで便秘につながるというではありませんか!(参考:wikipedia、yahoo知恵袋、腸内環境改善で便秘解消)
下痢止めに使われる成分
この、タンニンの「腸管運動を抑制する」性質は、下痢止め薬(止瀉剤)にも用いられるほどの効果を持っているようで……(薬剤には、「タンニン酸アルブミン」、「タンニン酸ベルベリン」として配合されている)。(参考:薬局実習.com、wikipedia)
下痢止めに使われるくらいだもの、そりゃ便秘にもなるよなあ。
今まで大丈夫だった
しかし私は今まで柿の時期には毎年柿を食べていました。
スーパーで購入し、週に1~2回、一日につき3カケ(中くらいの柿1/2個)ほど。
そういう食べ方であれば、体調に異変を感じることもなかったです。
むしろ、柿といえば「ビタミンCが豊富」など、体に良いイメージがあり、「なるべく食べた方が良い」とすら思っていました。
ですから、今年、「大きな柿を毎日一個食べる」という、今までにない柿の多食をしていても、それが健康に良くない影響を及ぼすとは考えていませんでした。
けれど今年の食べ方は、私には多すぎたようです。
人によって違う適量
しかしながら、同じように大量の柿を食べている母は、便秘になっていないというんですよね。
柿のタンニンが便秘を引き起こしやすいか、引き起こしにくいか、これには個人差があるのかもしれません。
便秘にならないラインを探ろうと思って試してみたところ、どうやら、私の場合、一日に柿1/2個(120g程度)だったら大丈夫そうということがわかりました。↓
↑これくらいの量。
けれど、一度あの頑固な便秘を体験してしまうと、柿を食べるのがちょっと怖い……(笑)。
そこで、現在は、柿は、食べるにしても一日に1/4個くらいにとどめるようにしています。
柿、美味しいんだけれどなあ~~!(柿で便秘にならない母が羨ましい……)