母が、「数年前にインターネット広告で『小鯛(こだい)の笹漬け』というのを見て、それ以来ずっと食べたかったから一度取り寄せてみたい」と言います。
自分で色々と調べて、すでに頼む店も決めてあるとのこと。
なんでも、小鯛の笹漬けとは福井県小浜市の名産品で、小鯛をさばいて塩を振り、酢で締めたもののことをいうのだそう。
美味しそうだったので早速注文してみました。↓
↑冷蔵便で到着。
小鯛笹漬け
↑「若狭名産 小鯛ささ漬」。
↑箱の中には、高さ15センチほどの小ぶりな杉樽が二つ入っています。ちなみに、樽に使われている杉は日本産です(日本海側の「裏杉」と呼ばれるものだそう)。
↑ぴっちりと密封されているのを……。
↑オープン!
↑身厚な「小鯛の笹漬け」が、樽の中にぎっちりと積み重ねられています!
↑一樽に切り身が20枚入っていました!
シンプル・厳選原材料
↑この笹漬けの原材料はこちら。国産のレンコダイ(連小鯛)に、調味料は「米酢」と「食塩」のみ!
ちなみにその米酢と塩にもこだわりが。↓
米酢…300年続く地元の米酢屋から仕入れる醸造酢。
食塩…並塩(海塩)使用。
↑シンプルで良い調味料が使われている、本格派です!
生ちらしにしてみた
この笹漬けを……。↓
↑まずは! 豪華な生ちらしにしてみました!! 「青じその千切り」てんこ盛りに「ゆずの皮の千切り」をのせて(端っこに、甘酢生姜(レシピはこちら)も添えました)。
美味しい
↑では早速いただきます!!
食べてみると……。
あっ! なんだかとっても高級な味わい! 美味しい!
刺身よりもっちりとした食感で、塩の加減もちょうどよく、旨みが凝縮されている!
皮つきなので口当たりや生臭みの点が少し心配でしたが、ごく薄い皮なので口の中でまったくごわつくこともなく、生臭みもありません。
杉樽の香りが少し鯛に移っているのも良い!
高級料理旅館の夕食に出てきそう!
この笹漬けを食べることを数年間夢見ていた母も、「美味しいね~!」と満足げ。
翌日、手まり寿司に
残りの一樽は、翌日、今度はちょっと趣向を変えて手まり寿司にしてみました。↓
↑まず、ラップの上に「木の芽」を一枚のせて……。
↑その上に、「小鯛の笹漬け」を一切れのせる。
↑寿司飯ダンゴ(20g)をのせて……。
↑ラップでキュッと茶巾しぼり!
↑完成!!
ちょっと手間はかかりますが、見た目がとても綺麗です!
パクッと一口で食べられて、寿司飯と笹漬けを口の中いっぱいに贅沢に味わえます。
木の芽の爽やかな香りもすごく合っています!
わさび醤油にもつけてみた
↑この笹漬けには、そのまま食べてちょうど良いくらいの塩気がついているのですが、添付の説明書きに「わさび醤油にてお刺身として」食べることも勧められていたので、手まり寿司にちょっとわさび醤油をつけることを試してみました。
すると、醤油の旨みと味わいが加わって、また新たな美味しさ!
握り寿司っぽく楽しめました。
酢の物、吸い物にも
「小鯛の笹漬け」。初めて食べましたが、さすが福井の名産品というだけあって美味しかったです!
塩と米酢で魚の旨みが引き出されていて、刺身とはまた違う、濃厚な味わいでした。
添付の説明書きには、食べ方として、他に「千切りにして酢の物にする」「吸い物の上品な椀種にする」ことが紹介されていて、確かにそれらも美味しそうだなあと思います。
今回は「生ちらし」と「手まり寿司」にするだけで終わってしまったのですが、またいつか取り寄せて、それらの調理法にも挑戦してみたいです!