近年の節約生活の中で、外食には行かず、食べたいものはすべて家で作るというのを徹底してきました。
家で作っても、具だくさんだったりするとそれなりに原価がかかりますが、それでも外食よりは安く済むんですよね。
けれど、家で作るハードルが高いものもあります。その代表格が握り寿司でした。
回転寿司も高い
握り寿司なんて……最後に食べたのはいつなのか??
回転寿司にでも行って食べれば良いのかもしれないけれど、ちょっと調べたら、真鯛が2貫(一皿)で330円だって……。(参考:回転寿司トリトン)
ほたて330円、生サーモン385円……。
お腹をそこそこいっぱいにするには10皿は食べたい。そうなると一人当たり3000円は下らないぞ。
一食、一人3000円……。うーん…………高い…………。
家で作るのは大変そう
じゃあ、刺身を買って、家で作れば良いのかな?
……とは思ったものの、握り寿司に適した良い刺身ってどこに売ってるんだ。
しかも作り方もよくわからない。
寿司飯を小さなダンゴにして、その上に刺身を切ったものをのせれば良いの?
でも何か、寿司職人って独特の手付きで握るよね? あれをやらなきゃダメなのかな?
なんだか考えるだけで大変だなあ~。
家で作る決意~刺身購入
けれどやっぱり、久々に握り寿司が食べたい!! という欲求は消えません。
もうこうなったら、どうにか家で作ってみよう。
というわけで、週に一度の買い出し日に三軒のスーパーをハシゴし、それぞれの鮮魚コーナーで売られている刺身の鮮度や種類を見ることを一ヶ月ほど繰り返し、どの店でどんなネタを買うか決めて、ついに!! 握り寿司用の刺身を購入!!↓
ぶり(大分県産)
真鯛(愛媛県産)
生ドナルドサーモン(にじます)(北海道
生銀鮭(宮城県産)
生ほたて(北海道産)
↑以上五種類、合計約3000円!!(二人分)
↑「玉子寿司」も食べたいねということで、母が卵焼きを作ってくれました。(個人的に卵アレルギーの出にくい「大雪なたまご」使用)
握っていく
寿司の握り方はYouTubeであらかじめ研究。ティッシュペーパーを丸めたものをシャリに見立てて練習しました。
それでは早速握っていくぞ!
↑まず、お酢と水を1:1の割合で混ぜた「
↑寿司飯(一貫あたり16g)を右手でつかんで軽く指先で転がすようにしてまとめます。
↑左手にのせた刺身の中央にワサビを塗ります。(冷凍のおろし本ワサビ使用)
↑シャリを刺身に置いて握っていきます。
↑練習した動作を思い出しながら、なんとなく、こんな感じ?? まあなんとなくこんな感じ!! くらいなノリで握っていきます。
↑握った寿司をバットに並べていきます。……なんか……「寿司」っぽくない?? うん、なんか寿司っぽいよ!!
そして……。
↑全部の刺身を握り寿司にしたーーー!!
生寿司34貫+玉子寿司6貫=合計40貫できましたーー!!
食べてみる
↑皿に一種類ずつ並べてみました。なんか……綺麗じゃない?? それなりの雰囲気になってる!!
↑それでは早速醤油につけて……いただきます!
相当久しぶりの握り寿司!! 口に入れてみると……。
おっ!! うんうん、これこれ、この感じ、美味しいーー!!
スーパーの刺身だけれど、生臭みもなく、鮮度も良さそうで一安心。
外食より安く食べられた
今回作った40貫、「刺身+寿司飯+卵焼き」で、かかった合計金額は約4000円でした。
つまり、一人一食(20貫)分で2000円でできたということで、2000円というのも高いけれど、回転寿司で同じくらい食べたら3000円は下らないという計算だったことを考えると、高品質の原材料でこの値段で食べられたことは満足!
失敗点…ネタの下処理をしていなかった
しかしながら、一点、失敗したポイントがありました。
それは、今回、ネタの下処理をしなかったこと!!
というのも、今回作った握り寿司、美味しかったのですが、なんだか、寿司店で食べる寿司よりも味が薄く感じたんですよね。
寿司店とはシャリの味付けが違うのだろうか……なんて思ったのですが、よく調べたところ、握り寿司って、刺身をただ寿司飯の上に載せるだけじゃなくて、事前に、ネタの下処理が必要なものなんですね!
塩による下処理が必要
たとえば、ホタテや鯛、ブリは塩締めといって、塩水(3%濃度)に1分浸けてから水気を拭う。(*1)
サーモンも、塩を振って30分おいたら水で流してキッチンペーパーで水気を押さえる。など。(*2)(参考*1メシ通,*2サーモンのさばき方)
これらの処理をすることによって刺身の生臭さ・水っぽさがなくなり、ネットリ感と旨みがアップするそうです。
握り寿司は意外と奥が深い
シャリを刺身にのせて握ってそれらしい形になれば「握り寿司」と言えるのかと思っていたのですが、そう単純なものではなかったんですね!
私が今回作ったのは、「海鮮ちらし」を握り寿司の形に仕立てたものというか、刺身定食の、ご飯を寿司飯にしただけのものというか……(苦笑)。
どうりで薄味で、全然喉が渇かないなと思ったんですよ。寿司屋の寿司は、食べていると喉が渇くのに。刺身がちょっと水っぽかったせいなんですね!
というわけで、もし次回があるなら、そのときは必ずネタの下処理をしてから握り寿司にしたいと思います!!