↑先日、夕食後におやつとしておやきを食べていたらガリッ!! と何かを噛みました。
何?? 異物?? 小豆のゆで損ない??
慌てて口から取り出してみると、なんとそれは大きな銀歯。
えっ……銀歯?? うわああ、外れちゃったよおお! マジですかぁぁぁーーー!
左下奥歯のかぶせ物
↑取れたのは、この、左下奥歯の銀歯。
↑歯の全体にかぶせる「クラウン」と呼ばれるもので、これがボロンと外れてしまったのでした。
20年近く前に治療
それにしたって、おやきなんて、何の粘り要素も無いのに、そんなので外れる??
干し芋とかならまだわかるけど、おやきだよ??
……でもまあ、記憶をさかのぼると、この歯を治療したのはもうかれこれ20年近く前。それだけ経てば、接着剤も劣化しちゃうのかなあ……。
遅かれ早かれ、外れる運命にあったのだろう。それがたまたまおやきで取れただけで。メインの食事が終わったあとで良かったと考えるしかない。
いやあしかし歯医者かあ……。急に、イヤだなあ~~(泣)。
と思いながらも、銀歯外れを放置するわけにもいかず、翌朝すぐに歯科医院に電話をしてその日の夕方に予約を入れてもらい、行って、治してもらってきたのでした。
外れた銀歯を歯科医院に持参
ネットで、銀歯が外れた場合の対処法を調べると、取れた銀歯は、洗浄してから容器に保存して歯科医院に持って行くように書かれていました(参考:野原歯科医院,ノーブルデンタルクリニック)。
歯とかぶせ物の状態が良ければそのまま再装着できることがある……というのがその理由のようでしたが、私は、今回の場合それは無理だろうと思っていました。
というのも、外れた銀歯には、咬合面に小さな穴が空いていたんですよね。
穴の空いた銀歯を、そのまま着けるなんてことはできないだろう……。
外れた銀歯をそのままつける
と思いつつも一応銀歯を持参したところ、それと私の歯をチェックした歯科医師が、「金属もしっかりしているし、歯との適合も良いし、これはこのまま着けられそうですね」とおっしゃいます。
エッ……。
そのまま着ける?? だってそれには穴が……。見落とされたのか?
動揺しながら「でも、その銀歯には穴が空いているんですが……」と言うと、「空いていますね。でも問題ありません」との答え。
「その穴から二次虫歯になったりしないんですか?」「それは大丈夫です。」
エーーッ、どうしよう。想定外。てっきりクラウンを作り直すと思っていたから……。
「それとも、このかぶせを諦めて、もう一度作り直しますか?」
そう聞かれて、もっと考え込みたかったのですが、忙しそうな歯科医師を前にそんなモタモタもしていられず、歯科医師が大丈夫と判断できたものならきっと大丈夫なのだろうという思いもはたらき、「二次虫歯にならないのであれば、それをそのまま着けます」と、外れた銀歯の再装着をお願いすることにしました。
えのき茸が挟まる
再装着された銀歯は、着けた当初こそ少しきつく感じましたが、すぐに違和感もなくなり、外れる前と何ら変わらない感じになりました。
一時はどうなることかと思ったけれど、無事に解決して良かった……。
と安心していたのですが。
翌日の夕飯時に、異変に気づきました。
うちでは、ここ一年ほど、味噌汁の具としてえのき茸を毎日のように入れているのですが、そのえのき茸が、再装着した銀歯と隣の歯の間に挟まる!!↓
↑今まではそんなことなかったのに、奥歯と奥歯の間に押し込まれるようにえのき茸が挟まって、とても不快。
たまたまかもしれない。そのうち治まってくるかもしれない。
そう思って様子を見ましたが、やっぱり、えのき茸の味噌汁を食べるたびに、奥歯に挟まる。
もう一度歯医者に行くか?
外れた銀歯を、翌日にそのまま再装着しただけだよ?
なのに何で急に、えのき茸が挟まるようになるの??
銀歯再装着の過程で、何か問題があったのだろうか。
もう一度歯科医院に行くべきだろうか。
でも、行ったとして、どんな改善策があるんだろう。
着けた銀歯を外して、再製作?
銀歯を外すときに歯を削るのでは
けれど、銀歯を外すときに、少しは歯を削らなければいけなくなるんだろうな。そこまでして外して再製作したとして、えのき茸が挟まらなくなるという保証もない。
幸い、えのき茸以外のものは挟まらないし。挟まっても、フロスをかければ取れるし。
無理に歯を削って治療するよりも、物が挟まっても簡単に取れる場合であれば食事の度に取り除いていたほうが良いこともあります。(*1)
という歯科医師の意見もあるから、とりあえずはこのまま様子を見るのが最善なのかな。(引用*1:神谷歯科医院)
えのき茸の味噌汁を断念するか
こうして、えのき茸を噛むと挟まる奥歯とともに生活していくことを選んだ私でしたが、困ったのは味噌汁の具。
体のためにも何らかのきのこを入れたいのですが、今後、何を入れたら良いのか。
えのき茸は、きのこの中では
安価
旨みがある
味にクセがないので他の食材と合わせやすい
という特徴があり、気に入っていました。
奥歯に挟まるのさえ我慢すれば「えのき茸の味噌汁」を続行できるのですが、挟まると歯肉が痛いし、食事中ずっと気になって不快だし、食後すぐに洗面所にすっ飛んでいってフロスをかけなければいけないのも面倒だしで、どうにも断念せざるを得ない状況に思えました。
なめこの味噌汁を試してみる
じゃあ、えのき茸以外にどんなきのこ候補があるか?
ひらたけは美味しいけれど高い。生椎茸やマッシュルームは、短期的には良いが長期的には飽きが来そう。しめじは、母が、ほろ苦くて味噌汁の具としてあまり好みでないと言う。
そこで、えのき茸の代わりとして最終候補となったのがなめこで、「なめこの味噌汁」を試してみたのですが、う~ん、美味しいんだけれど、とっても野趣あふれるというか、「なめこ汁」!! というような味になってしまって、えのき茸のクセのない旨みが恋しくなってしまいました。
う~ん……。どうにか、どうにかえのき茸の味噌汁を続行する手段はないか……。
えのき茸を短く切ると良いという情報
そこで、歯に挟まらないえのき茸の食べ方が無いか、改めてよく調べてみたところ、「苦手な方もペロリ♪ えのき茸の味噌汁♪」というレシピに、えのき茸を5mm~1cmに刻んでから入れると歯に挟まらないという情報があり、これだ!!と思いました。
1㎝幅に切る
↑えのき茸。
↑石突きを取ってから、いつもは二等分にするだけだったのを……。
↑1㎝幅に切ってみます。
大幅に改善
この、「1㎝えのき茸」で味噌汁を作ってみたところ、確かに、断然挟まりにくい!!
けれど皆無とはいかず、1㎝の短く薄いえのき茸が、少しは挟まってしまう結果に。
それでも不快度はかなり軽減されたし、だいぶ光明も差したように思えたのですが、あと一息!! もっと細かく刻んだらどうなるのか試してみることにしました。
えのき茸のみじん切り
↑そこで!! やってみたのがみじん切り!!
↑完成。
↑ひとかけらの長さは、約3mm。
↑だし汁に入れて軽く煮ます。
↑そこに他の具材(長ネギ、豆腐)を入れ、味噌を溶きます。
みじん切りえのき茸の味噌汁
↑お椀によそい、おろし生姜とあおさをのせたら「みじん切りえのき茸の味噌汁」の完成!!
↑えのき茸は、箸ではうまくつまめないほどの細かさ。
↑スプーンですくうとこんな感じ。まるでえのき茸のすり流し汁。
奥歯に挟まらない
この味噌汁をおそるおそる食べてみたところ……。
おっ……。おっ??
挟まらない……奥歯に挟まらないぞーー!!
さすがにこれだけ細かいと、すでによく噛んだような状態になっていて、歯の隙間に押し込まれることもなく通過していくようです。
えのき茸の旨みもちゃんと生きているし、美味しい!
このやり方で、えのき茸の味噌汁を続行できそうだ!!
一手間ではあるが
それまではザクッと二等分だったのを細かくみじん切りにするというのは、確かにちょっと手間ではあります。
少しでも長め(1㎝)のものが混じると歯に挟まるので、注意深くすべてを細かく刻まなければなりませんし。
けれど、えのき茸というのはわりと切りやすい食材なので、サクサクと、そこまで時間もかからずみじん切りにすることができます。
その大変さと、えのき茸の味噌汁を食べられるというメリットを天秤にかけたら、私の中ではメリットの方が上回ります。
それまで挟まらなかった部分にえのき茸が挟まるようになってしまったことはショックでしたが、一応の解決策を見つけられて良かったです。
「みじん切りえのき茸」で、これからもえのき茸の味噌汁を食べていこうと思います!