↑2012年に一枚目を購入して以来、故障しては買い足すことを繰り返してきた、パナソニックの電気膝掛け「くるけっと」。
2020年の秋にはついに7枚目を購入するに至り(7枚中、5枚目までは経年劣化で故障)、寒い時期には欠かせない暖房器具として今冬も毎日使っていたのですが、その、最新の7枚目が、今年の一月、急に変調をきたしたのです!!
電源ランプが消える
それは、2021年の元日。
起きて、身支度を調えてから、私はいつものように和室に赴き、パソコンの前に座りました。
暖房は最低限に絞ってあるので、室温は12度ほど。
その寒さに対応するべく、すぐに足元のホットマット、デスクヒーターをつけ、仕上げに「くるけっと」の目盛りを「強」にセットして膝にかけます。
この三点セットがあれば、室温が低くても、だいぶ楽に過ごせます。
やがて熱々に温まってきた「くるけっと」の中にかじかんだ指を忍ばせ、暖を取りながらネットサーフィンしていたのですが、ふと見ると、コントローラーの電源ランプが消えているのです。↓
↑さっきまでオレンジ色に点灯していたのに……どうしたんだ??
故障??
目盛りを動かしても反応なし。
温もりが残っていた「くるけっと」本体が、どんどん冷たくなっていきます。
ちょっと待って!! 本当にどうしたのこれ??
コンセントの異常かと思い、電源コードを別のコンセントに差し替えてみましたが、ランプは点灯しないまま。
……まさか故障??
こんな真冬にいきなり???(しかも北海道)
正常な「くるけっと」がまだあと一枚はあるけれど、それは母が居間で使っている物だから、私が和室で作業したいときには使えない。
ここから先の厳寒期、くるけっと無しでは乗り切れない!!
保証期間内
新年早々やめてくれよおお~~。と頭を抱えつつ、私は方策を考えました。
このくるけっと、購入してまだ三ヶ月以内の新品。
メーカーの一年保証が効いているはずだから、それを利用させてもらって、無償で修理してもらえないだろうか?
↑保証書は、取扱説明書の一番後ろのページについています。
無償修理の規定を確認
無償修理の対象になるか、まず規定を確認。↓
使用上の誤り及び不当な修理や改造による故障及び損傷
火災、地震、水害、落雷、その他天災地変及び公害、塩害、ガス害(硫化ガスなど)、異常電圧、指定外の使用電源(電圧、周波数)などによる故障及び損傷
一般家庭用以外(例えば、業務用等)に使用された場合の故障及び損傷
(引用:パナソニックくるけっと取扱説明書p.23)↑今回はこれらのケースには当てはまっていないので、おそらく大丈夫。
修理申込み手続き開始
それでは!! 修理の申込み手続きを開始します!
修理品のカテゴリ選択
↑パナソニック公式サイトの「修理のご相談・お申込み」から「空調家電・季節家電」を選び、「電気カーペット(ホットカーペット)・暖房器具」をクリック。
修理お申し込みフォームまでの5工程
↑「修理のお申し込みフォームへ」ボタンをクリック。
↑くるけっとの品番を入力して検索ボタンをクリック。
↑「宅配修理」をクリック。
↑「お申し込み」をクリック。
↑(利用規約に)「同意する」をクリック。これで、「修理お申し込みフォーム」が開きます。
修理お申し込みフォームに記入
製造番号
↑修理申込み情報を記入していきます。品番と商品名は最初から表示されているので、その次の「製造番号」を書きます。
↑製造番号は、くるけっとの場合、コントローラ裏面のシールに印字されています。
保証状況・買い上げ日・販売店
↑「保証期間内」にチェックを入れ、購入日と販売店名を記入します。
症状の種類を選択
↑「症状の種類」を選択します。私は選択肢の中に当てはまるものがなかったので、「その他」を選び、下の状況欄に症状の内容を書きました。
故障部品の取り扱いについて
↑部品交換した故障部品についてはパナソニック側で処理するという項目について「承諾する」を選択。
添付品
↑「保証書」にチェックを入れ、本体の他に送付するものを「その他」欄に書きます。
保証期間内であれば必ず保証書を添付することになっていますが、この保証書に店名や購入日の記載がないことも多いと思います(特にネット通販で購入した場合)。
そういうときはどうしたら良いのか??
ということですが、パナソニックの説明によると、修理品に同梱するのは
保証書またはお買上げ明細
とのことで、この記述を読む限りは、購入店が発行した「お買い上げ明細」等さえあれば、保証書は必ずしも無くても良いのかな?と思えます。
そこで、試しに添付品「保証書」のチェックを外して手続きを進めたらどうなるかやってみました。↓
↑チェックを外します。
↑するとこんな風に「保証期間内の場合は、弊社保証書添付が必須です。保証期間内で弊社保証書紛失時は保証期間外にチェックを付けてください。」という警告が出て、手続きを先に進められなくなってしまいました。
ですから、無記入の保証書しか持っていない場合であっても、その保証書は必ず添付し、さらにプラスして「お買い上げ明細書」も添付するのが良いのかなと思います。
修理申込み完了
↑その後、お届け先情報(住所、氏名など)を入力し、確認が終われば、晴れて修理の申込み完了です!!
梱包
↑それでは早速、修理品を梱包していきます。まず、修理品が入るサイズの段ボールを用意。
↑そこに、修理品を入れます。
↑書類をひとまとめにしたポリ袋を一番上に置きます(修理品には、念のため新聞紙をかぶせました)。
書類の中身
この、書類の中身は
パナソニックから来たメール
保証書
の二つ。↓
↑この、「パナソニックからのメール」というのは、ウェブ上で修理申込みが完了すると送られてくる『Web修理受付・宅配サービス 修理品の発送の手続きについて』というタイトルのメールのことです。
↑こちらの内容をプリントアウトして、保証書とともに「書類」として修理品に添付します。
修理品を発送
↑梱包を終えた荷物を、着払いで発送します(私は、インターネットでヤマト運輸に集荷依頼をして荷物を取りに来ていただきました)。
修理されるのを待つ
↑発送後は、状況紹介画面から、修理の進捗状況を確認することができます。
↑毎日待ち遠しくチェックしていたら、ついに!! 「お預かり品を発送いたしました」との文言が!! ワー!! ヤッターー!!
修理品到着
↑発送連絡の翌日、荷物が到着!
送るときに私が使った段ボールがそのまま再利用されて戻ってきました。
早速中を開けてみると……。↓
↑おっ! けっこう厳重な梱包! そして一番上に、何やら書類の入った袋が!
↑袋の中身は、「修理報告書」と「納品書」、あとは私が発送時に添付した2通(「保証書」と「パナソニックからのメール」)でした(ご丁寧に、私が書類を入れるのに使ったポリ袋も同封してありました)。
↑「修理報告書」によると、『コントローラを交換致しました』とのこと!
ウォォォォ!! それはありがてえ!!
動作確認
↑それでは早速、本体の動作を確認していくぞ!
↑……なんだか、発送時の状態よりも数段階丁寧に梱包されて返ってきて、申し訳なさすら感じるな……。大事に扱ってくれて嬉しいよ。ありがとうパナソニック……。
↑そしてこれが!! 交換された新品コントローラー!!
↑「くるけっと」に接続して……。
↑スイッチオン!! オオッ!! 点いた!!
やがて「くるけっと」も温まってきて、しっかり直っていることを確認!!
うわあ~~、これ、この温もりだよ。ホッとするわ~。
良かった~~!! これで寒い冬が乗り切れる!!
ありがとうパナソニック!!
スピーディーな修理対応
元日に故障した「くるけっと」。
使えるようになって戻ってくるのか、そうではないのか、見当もつかず、解決までに時間がかかることも覚悟して送り出したので、たった一週間後には直った状態で手元にあるという現状が、それを目の当たりにしてもなかば信じられないくらいでした。
時系列としては以下の通りになります。↓
1月1日…くるけっと故障
1月2日…修理拠点に発送
1月5日…修理拠点に到着
1月7日…修理が完了して発送される
1月8日…修理品がうちに到着
正月なのにスピーディーに対応していただけてありがたかったです!
パナソニックのアフター対応の良さを知る
家電がメーカー保証期間内に故障して修理に出すというのは、記憶にある限りでは初めての経験だったのですが、こんなに手厚く対応していただけて感激しました。
パナソニックの製品というのは良い値段がしますが、そこにはこういうしっかりしたアフターサービスの分も含まれているんだなと感じ入りました。
高級ホテルでは良いサービスが受けられて、格安ホテルでは最低限のサービスしか受けられない……そんな関係にも似ていると思いました。
今までもパナソニックの製品は好きで使ってきましたが、この修理対応を知ってしまったら、ますます、家電の購入第一候補はパナソニックになってしまいますよ。
(パナソニック以外のメーカーは故障時の対応が怖くて逆に買えないという思いにすらなっている。)
これからも信頼を置いて使っていきたいと思います!!(今回修理した「くるけっと」も長持ちしますように!)
(追記:「くるけっと」は2020年にモデルチェンジして、ふわふわ毛布タイプになっています。↓)