昨年、少しでも価格の安い無農薬玄米がないか探し回っていて、20㎏という大量ではありましたがその分の割安価格で販売されていたことに惹かれて買ってみたのがこちらでした。↓
↑青森県産まっしぐら。
まっしぐら?
「まっしぐら」とは聞いたことのない銘柄で、一体どんなお米なんだろうと思ったのですが、調べたところ、青森県農林総合研究センターで育成され、2006年にデビューし、現在、青森県の奨励品種に指定されているお米だとのこと(*1)。
「いもち病」に強く、「収量が多い(たくさん収穫できる)」ことから、青森県内の広い地帯で作付けされているそうです(*2)。(参考*1*2:wikipedia、JA全農あおもり)
まっしぐらってどんな味?
どんな味のお米なのか調べたところ、「粘り気が少ない」「あっさりしている」という評価が多く、今までうちでは粘りがほどほどあって味・旨みの濃いお米(コシヒカリ、つや姫、ゆめぴりか等)を食べることがほとんどだったので、粘りが少ないってどういうことだろう、ボロボロなんだろうか、あっさりってどういう意味だろう、味が薄いのだろうか、など、ちょっと不安になりましたが、せっかく縁あって購入したお米、食べてみないことにはなんともいえない!
まっしぐら玄米の適正水加減は?
そこで、早速まっしぐら(玄米)を炊いてみようと思いましたが、まっしぐらって、どのくらいの水加減で炊けば良いんだ??
これもネットの声を拾ってみたところ、水加減は通常よりやや多めと言っている方が多いように思えたので、とりあえず、うちでコシヒカリ(玄米)を炊くときの水分量(米の重さ:水の重さ=1:1.78)よりもちょっとだけ多い、1.8で炊いてみることにしました。
まっしぐら玄米、水分量1.8は多すぎ
そして、炊きあがったのがこちら!(冷蔵庫で60時間浸水後、象印の炊飯器で玄米モードにて炊飯)↓
↑こちら、しゃもじを入れたときにちょっとベタついていて、水が多すぎたかな? と思いました。
そして食べてみたところ、決して美味しくないということはないのですが、水っぽい味というか、お粥のような味というか、玄米なのにヌカ臭くなく、ヌカ臭さどころか米の香りもなく、これはちょっと水加減を間違えたなと思いました。
まっしぐら玄米、適正水分量は1.7
その後、水分量をいきなり1.65まで落として炊いてみて、それだと少なすぎると感じたため、そこからは0.01ずつ数値を上げて確かめていったところ、適正水分量は1.7という結論に至りました。↓
↑こちら、「米:水」の重量が「1:1.7」で炊いたまっしぐら玄米。べたつきもなく、良い感じです。(冷蔵庫で60時間浸水後、象印の炊飯器で玄米モードにて炊飯)
↑確かに前評判通り米自体の味わいや香りは濃くはありませんが、プチプチとした玄米らしい食感と香ばしさがあり、甘さが強く、みずみずしい感じのお米で、とても食べやすいです。
やわらか玄米に精米(適正水分量は1.48)
その後、精米機(タイガー精米機 RSF-A100R)を購入したので、このまっしぐらを色々な分つき米に精米して食べてみたのですが、一番気に入ったのが「やわらか玄米」です。(精米機のレビュー記事はこちら)
↑「やわらか玄米」とは、玄米に細かな「隠しカット」を入れて、「0.4分づき」(玄米100gを精米すると0.4g削れる)くらいの米に仕上げるコースで、このように見た目は玄米ご飯とほぼ変わらないのですが、玄米ご飯よりもやわらかく食べやすいご飯になります。
やわらか玄米が気に入った
この、「やわらか玄米」に精米したまっしぐらご飯が、ふわっふわで、とても美味しかった!
このふわふわ食感は、粘りを売りにしている米には無いもので、まっしぐら独特のものだと思いました。
甘くジューシーなまっしぐらの良さも生きており、私としては、まっしぐらは、やわらか玄米で食べるのが一番気に入りました。
分つき米、白米も美味(適正水分量は1.3)
その後、3分づき、5分づき、7分づき、胚芽米、白米にも精米して食べてみましたが、ふっくら、つやつやで甘みがあり、美味しかったです。
まっしぐらは、玄米よりは、ちょっと精米した方がその良さが出る気がします。
まっしぐら、楽しめた
こうして、基本的に「やわらか玄米」で20㎏のまっしぐらを食べきったのですが、まっしぐら、楽しめました!
香りや味の主張は強くないものの、ふわふわ食感のおかげで噛むことが楽しく、甘みが特長で、食べ飽きることがなかったです。
今回、まっしぐらを食べる機会を持てて良かったです。色んなお米があるものなんですね。他のお米にも興味が出ました。でも、こうしてお米に興味をもったタイミングで日本中が米不足というのが辛いところです(泣)。