↑母が「鮭節」(さけぶし)なるものを買ってきてくれました。
テレビで紹介されているのを見て、美味しそうだったためぜひ食べてみたいと思い、スーパーで探してみたら見つけたから買ってみたとのこと。
なぜ鮭?
鮭節とは初めて知りました。なんでも、北海道知床の羅臼町や標津町で作られているのだそう。
なぜ鮭なのだろう……。と思って調べてみたら、卵(イクラ)産出後の鮭(脂がなくなり処分するしかない)を有効利用するために研究開発された(*1)とのことで納得。(引用*1:「ラーメンの鬼 佐野実厳選ブログ」)
また、鮭節はカツオ節に比べ、
・甘味成分のグリシンが四倍、アラニンが二倍。
・抗疲労効果のあるアンセリンは五倍含まれているのだそうです。
筋肉疲労の回復に効果のあるアミノ酸の「バリン、ロイシン、イソロイシン」も含まれているとのことで、なにやら体には良さそう。
旨味と甘み
興味津々で一口つまんで食べてみると、予想に反して鮭っぽくありません。
カツオ節に似た風味。塩気と苦みが薄く、よく噛んでいると口の中に上品な旨味と甘みが広がります。
これは、カツオ節とまったく同じ感じで使えそうだぞ。
というわけでお好み焼きの上にかけてみました。↓(キャベツたっぷり野菜お好み焼きのレシピはこちら)
↑カツオ節より色が白いです。
一口食べてみると……お? これは……これはウマイ!
いつものお好み焼きが、鮭節のおかげでものすごくウマイ!
カツオ節は、カツオ節としての味の主張がありますが鮭節には主張がありません。
お好み焼きの味わいを存分に引き立たせた上で、旨味だけを足す。
この、優しい旨味成分的感じは、昆布だしの雰囲気に似ているかもしれません。
食べやすい
薄くスライスされていて、口ざわりもふんわり。とても食べやすいです。
カツオ節は、あまりかけすぎるとカツオ節の風味がお好み焼きの味に勝ってしまいそうですが鮭節は、どっさりかけてもお好み焼きの味が生かされます。
この一袋を使い切ったらもう買うこともないのかなと開封する前は思っていましたが、食べてみて、気に入りました! 美味しいぞ鮭節!
カツオ節を使う他の料理にも鮭節を使って、どんな味になるのか試してみたいです。たとえば冷や奴など。
今回のお好み焼きで一袋使ってしまったので、追加購入しようと思います!