先日、傷みかけの甘夏を生かすためにジャムにした(ジャム作りの手順はこちら)のですが、煮詰めすぎてガチガチに。
スプーンですくえないくらい固いので、ジャムをもう一度鍋に出して、水でのばして粘度をゆるめました。↓
↑この処理によって無事パンに塗り広げられるくらいの固さになったわけですが、そうなると次に気になってきたのがその甘みの強さ。
もし今後、野菜宅配に甘夏が入ってくれば、皮と果汁をこのジャムに加えて甘さを弱めたい……という野望を抱いていたのですが、今週の野菜宅配で……。↓
↑キター!! 甘夏!!
甘夏の旬は4月~5月で、6月の今の時期はもう最終段階。野菜宅配に入ってくるのも、今年はきっとこれが最後です。
この、最後の甘夏を使って!! ジャムの甘さ軽減作戦スタート!!
皮の処理
↑まず、甘夏の皮を剥きます。
↑初回と同じように、細く刻み、圧力鍋にかけ(私が使用しているのはアサヒ軽金属のスーパー活力なべ)(高圧で、蒸気が吹いてから1分)、水にさらします。
水にさらす時間は、初回は30分にしましたが、今回は苦みをもっと残すために10分にとどめました。
実の処理
↑次に、小房の薄皮を剥いて実だけにします。
↑指でつぶして、大きな固まりが残らないようにします。
ジャムと混ぜる
↑ホーロー鍋に実と皮を入れ、「甘すぎる甘夏ジャム」をそこに加えて火にかけます。
このとき、もちろん粗糖は一切足しません。
↑ゴムベラでかき混ぜながら、ふつふつとした沸騰が続くくらいの火加減で、15分ほど煮詰めました。
あんまり煮詰めてまた初回のようにガチガチになったらイヤなので、「サラサラすぎるかな?」くらいで終わらせることに。
煮沸消毒したビンに詰めました。
サラッとしたジャム
↑できあがったジャムがこちら。冷えたらもう少し固くなるかな? と思っていたのですが、あまり変わらず、ちょっと、ジャムにしてはサラサラすぎる出来映えになってしまいました。
……ジャムの煮詰め加減って難しいですね。
甘さ改善
↑早速パンに塗ってみました。ちょっと水っぽいけど、まあ、許せる範囲。
さあ、甘さは軽減されているか……。
食べてみると……おっ!!
すごーく濃い、具だくさんな贅沢マーマレードという感じ! 甘さも緩和されていて美味しい!
「甘すぎ甘夏マーマレード」に「甘夏一個追加」作戦、大成功です!
最終的な粗糖の割合は26%
この、「甘夏マーマレード(最終形)」に使った甘夏の皮と実の重量は、初回分と合わせて、
・皮…158g(初回)+117g(今回)=275g
・実…586g(初回)+593g(今回)=1169g
・合計…275g+1169g=1444g
ここに、粗糖が372g入っているので、「皮+果実」に対する粗糖の割合は約26%ということになります(372÷1444×100)。
母に言わせると、この粗糖26%量のマーマレードでも「甘さが強く感じる」のだそうで、もしまたいつか、甘夏マーマレードを一から作ることがあれば、粗糖の量は「皮+実」に対して20%くらいでも良いのかもしれません。
粗糖を最初は少なめに入れて、味を見ながら足していくのが確実なのかな?
満足
でも、私としてはこの「粗糖26%量マーマレード」、もう少し煮詰めたかったというのはあるけれど、けっこう満足しています。
ジャムって買うと高いので、こうして手作りするとお得気分を味わえますよね。
パンに塗って、美味しく食べていこうと思います!