私は毎日梅干しを食べていますが、一粒が大きいため口に丸ごと放り込むことはしません。
箸で種から実をこそいで、一食につき1/2粒分をおにぎりの具などにして食べるのが常です(残りの1/2粒分は翌日食べます)。
ですから、清潔な梅干しの種があとに残ることになります。
種が溜まる
飴玉のようにしゃぶってから捨てるのが手っ取り早いのですが、「まあ、あとで……」と思って梅干し瓶に残したままにすることも多く、いつの間にかこの種が十粒以上溜まってきてしまっていました。
そこまで溜まると、しゃぶって捨てるという方法だけでは間に合いません。なんとか一気に減らしたい……。
というわけで思いついたのが、梅干しの種と一緒に玄米を炊くということでした。
玄米を炊くときに梅干しの種を入れる
あまり入れて玄米ご飯の味が変わっても困るので、まずは三粒から試してみることにしました。
↑水加減を終えた玄米の上、赤い矢印の位置に梅干しの種を設置(炊くのに使用しているのはアサヒ軽金属のスーパー活力なべ)。
炊きあがりを待ってフタを開けてみると……。
↑……おや?
梅干しの種が消えている……!
種を探す
炊きあがった玄米ご飯の上に梅干しの種が半分埋まって見えているイメージを持っていたので慌てました。そうか、沸騰したり圧力がかかったりしているうちに、梅干しの種は沈んでしまうんだ!
種があるはずの場所をしゃもじで探しましたが、見つからない!
うう~ん、この玄米の大海原に、小さな梅干しの種三つ……。見つけるのは一苦労だぞ? こんなことなら最初から三つを固めて設置して、あとでわかりやすいようにしておけば良かった……。
大変だった
結局このあと、梅干しの種を探しながら冷凍用のご飯だんご(120gずつラップでくるんでいく)を作っていき、その途中で一粒は発見したものの二粒は行方不明のままで、最終手段としてラップでくるみ終えただんごを上から指でギューギュー押さえて種の固い感触を探すという荒技を使いました。
やっとの思いで最終的には三粒すべてを見つけだすことに成功しましたが、そこまでいくのにえらく時間がかかってしまいました。
次回は、梅干しの種をわかりやすい場所に固めて置くことにします。
(ちなみに、玄米ご飯の味に変化はほとんどありませんでした。これならもっと種の数を増やしても良さそうです。)
追記:再挑戦
前回の、「梅干しの種と一緒に玄米炊き」初挑戦から約20日。
「次回は梅干しの種をわかりやすい場所に固めて置く」という宣言通り、今回、隅っこにまとめて置いて再挑戦です!
種を一カ所にまとめる
↑赤枠の中、九粒まとめて置きました。これで、炊きあがって梅干しの種が見えなくなっても、掘り起こせばかたまって出てくるはず……。
そうして圧力鍋を火にかけ、炊きあがりを待ち……。
↑じゃーん。炊きあがりです。うん、予想通り、梅干しの種が見えない!
種ポイントを探る
でも今回は前回とは仕掛けが違うのよ。隅っこを探れば、ゴロゴロと梅干しの種が発掘されるはず……。と、しゃもじを入れてみると……。
↑あっ、あった! 周りの玄米ご飯の色と同化してわかりにくいですが、赤枠の中、確かに梅干しの種があります!
このあと、近辺を引き続き捜索し、わりと素早く、全九粒の梅干しの種を見つけることができました。
固めて置く作戦、大成功です。
ちなみにこの梅干しの種九粒とともに炊いた玄米ご飯は、うっすらと梅の塩気と香り、味が移り、美味しかったですよ!
玄米を炊くときに梅干しの種を入れるのはこれからうちの定番になりそうです。