ドーナツって美味しいですよね! たまに無性に食べたくなります。
けれど、大手ドーナツチェーン店のものは、2003年の事件(無認可の食品添加物を使った商品を販売していた)をきっかけに食べるのが怖くなり買えなくなりました。
私の地元には、他にドーナツを売っている店はありません。パン屋の店先に売っているパンドーナツ(パン生地を揚げて砂糖をまぶしたもの)も美味しいのですが、私が食べたいのは普通のドーナツ……。
ドーナツ作りは敷居が高い
じゃあ作ればいいんじゃない? ということで、何度も動こうとしたのですが、ドーナツって手作りするには敷居が高すぎます。
輪の形にするには抜き型やドーナツスプーン を買わなければいけないし。
うちに常備していない「卵・牛乳」という材料が必要だし。
天ぷらならまだしも、ドーナツごとき(?)に、大量の揚げ油を使うのももったいないし……。
スーパーでサーターアンダギー発見
と、二の足を踏み続けていたのですが、転機が訪れました。
スーパーの惣菜コーナーに、ある日売られていたサーターアンダギー(商品名には琉球ドーナツと記されていました)。
六年前、百貨店で開催されていた沖縄物産展で初めて食べて、とても美味しかったのを思い出しました。
サーターアンダギーなら作れるかも
私はスーパーで売られていたそのサーターアンダギーを買い、家で食べました。皮はカリカリ、中はもっさり。甘くて、油の良い香りがします。
そうそうこれこれ、美味しい~!
原材料を見ると、「小麦粉、砂糖、卵、ベーキングパウダー、油」とシンプル。
牛乳がいらないのか……それはいいな。私は考えを巡らせました。サーターアンダギーなら作れるかも。型もいらず、丸めるだけだし。
安くて品質の良い油
でも油はどうしようか。いつもの油(創健社 べに花一番高オレイン酸:500gで1140円)を使うのは、やっぱりちょっともったいない。もっと安くて、しかも品質の良い油ってないものかな……。
そこで、創健社で売られている他の油を探してみると、ありました! 創健社キャノーラ&べに花一番。(菜種油と紅花油を6:4の比率で混合)
1500gで1944円と、紅花油オンリーのものに比べると約半額。非遺伝子組み換え原料使用&圧搾法なので安全性も高い。こちらを早速お取り寄せ。↓
作る
平飼いの有精卵も用意して、いざ、サーターアンダギー作り!!
目指す個数は12個。(12個なら、風味が落ちないうちに食べきれそうだし、少なすぎて寂しいということもないということで。)
(参考にしたレシピは、NHKグレーテルのかまどサイト内「ちゅらさんのサーターアンダギー」)
薄力粉…300g
ベーキングパウダー…小さじ3(約12g)
卵…150g(M玉3個)
粗糖…150g
サラダ油…大さじ1
↑卵を泡立て器で溶いて、粗糖(創健社 古式原糖)を入れて混ぜたら、油を加えてさらによく混ぜる。
↑あわせてふるっておいた薄力粉(創健社 国内産薄力粉)、ベーキングパウダー(ラムフォード ベーキングパウダー:アルミ不使用)を加え、ツヤが出るまでヘラで練り混ぜる! この生地、相当固くて重労働!
↑手に油をつけピンポン玉大に丸め、150度の油でじっくり10分~15分揚げる! いつも、揚げ物をするときの温度管理は適当なのですが、今回は失敗を防ぐため揚げ物用の温度計(SATO 天ぷらメータ 2型)を使ってきっちりやりました!
予定より多い
しかしこの生地、目標の12個を作り終えてもまだ半分くらい余っている……どういうこと? 材料が多すぎた? おかしいな、ちゃんとレシピ通り12個分で作ったはずなのだが……。
↑結局26個もできあがってしまいました。なんで??
分量の勘違い
そこで、もう一度よくレシピを確認したところ、私が分量を勘違いしていた部分があると判明。↓
(画像出典:NHKグレーテルのかまど ちゅらさんのサーターアンダギー)↑私は、この、NHKグレーテルのかまどサイト内「ちゅらさんのサーターアンダギー」レシピの「プレーン生地」の材料を見て、そこに「直径5cm程度のもの6個分」とあったので、それを単純に二倍にすれば12個のサーターアンダギーができると思ったのです。
しかし、よくよくよ~~~くレシピを確認すると、この、薄力粉300gで作る「プレーン生地」(最終的なできあがり量600g)は、のちに三分割して、三種の味のサーターアンダギーを作るためのものだったのです。
具体的には、
プレーンサーターアンダギー…6個(プレーン生地200g使用)
ごま・きなこサーターアンダギー…8個(プレーン生地200g使用)
ココアサーターアンダギー…6個(プレーン生地200g使用)
以上を作るために最初に用意する「プレーン生地」の分量(600g)を、私は「サーターアンダギー6個分」だけを作るための分量と勘違いし、12個作るために二倍にして、結果、大量のサーターアンダギーができあがってしまったわけです。
サーターアンダギー36個分
プレーンサーターアンダギーだけなら18個できるレシピを二倍にして作ったわけですから、サーターアンダギー36個分の生地ができたことになります(汗)。
たった12個作りたかっただけなのに、えらい間違いをしてしまったものです……。
ちなみに、36個分のレシピで作ったのに26個しかできなかったのは、おそらく一個の大きさが指定よりも大きかったからと思われるわけですが、それにしても26個って!! サーターアンダギーまみれになっちゃったよ!
↑念願のドーナツなのは嬉しいけどさ!!
カリサク、フワホロ
↑揚げたて熱々を食べてみました。皮はカリッサクッと、中はフワッホロッという感じ。粗糖を使っているので、黒砂糖に通じる風味とコクもあり、美味しい~~!!
一度にはとても食べきれない量を作ってしまいましたが、市販のサーターアンダギーを調べると賞味期限が製造日から二週間くらいに設定されているものが多いので、日持ちは良さそう。ちびちびと長く楽しもうと思います!
サーターアンダギー。お菓子にしては手順が単純で、卵の泡立て加減などあまり気にせずおおざっぱな感覚で作れるのが良いですね。
本場の作り方を色々見ていたところ、沖縄のサーターアンダギー屋さんでは、揚がったサーターアンダギーを金属製のトングでつかんで引き上げ、勢いよく振ることで余分な油を切るそうです。
油っぽい仕上がりにならないようにするためのコツだということなので、次回作ることがあったらぜひその方法を試してみたいと思いました(それまでにトングを買っておかないとな……)。