↑母が生協で買ってきた北海道産かぼちゃ……。「りょうおもい」という、聞いたことのない名前です。なんだか、有機JASマークのようなものがついているなと思ってよく見たら……。
↑似ているけれど違いました(笑)。かぼちゃの形をシンボル化したマークらしい。
↑こちらが有機JASマーク。
甘くて美味しいかぼちゃでしたが、「りょうおもい」という初耳のかぼちゃに関し特にそれ以上追究することもなく、その日は過ぎていきました。
冬場も道産かぼちゃが食べられるように
しかし数日後、生協が発行している無料誌を持ち帰って読んでみたところ、ちょうど特集食材として「かぼちゃ」が取り上げられており……。
↑りょうおもいかぼちゃのことも載っていたのです!
りょうおもいかぼちゃって……ああ、あの、この前食べたやつね! と思いながら読んでいくと、なんとこのかぼちゃ、道産のかぼちゃが流通しなくなる冬場にも道産のかぼちゃが食べられるように開発されたかぼちゃなんだとか!
11月から1月まで
ブランド名は「りょうおもい」ですが、品種名は「あまほく」というのだそうです。
収穫は9月中旬から始まり、そこから乾燥などして貯蔵性を高め、11月から1月いっぱいまで出荷されます。(※1)
そうなんです! 道産のかぼちゃは、冬場にはパタリとその姿を見かけなくなるのが毎年の恒例なんです! いや、道産どころか国産かぼちゃ自体が店頭から消えます。あるのはメキシコ産だけだよ~~。
それが! 冬でも北海道産かぼちゃが食べられるように……だって? 素晴らしいじゃないかっ!!
生産者と消費者が両思い
『生産者の作りたいという気持ちと消費者の食べたいという気持ちが実るよう、願いを込められて名付けられた”りょうおもいかぼちゃ”』
ああ、両思いってそういう意味なんだ? 生産者の思いと消費者の思いが結ばれるよう、両思いなんだ。そうそう、冬に道産かぼちゃが食べたいのよ~~~!!
「かぼちゃをめぐるホットな情報」(2017年現在リンク切れ)によると、「りょうおもいかぼちゃ」は平成20年にデビューしたとのこと。
ええ~? 平成25年に至る現在まで、一度も見たことはありませんでしたが~~!!
需要が供給に追いついておらず、今後は収量の拡大が課題と書いてあった(※3)ので、今までは限られた地域でしか売られていなかったのが今年になってやっと旭川に入ってきたということなのかな……。
う~ん、これからはぜひぜひ冬の旭川市にりょうおもいかぼちゃを流通させてほしいぞ!
冬に生の道産かぼちゃが食べられたらどんなにありがたいか……。今までは冷凍かぼちゃを使ったり、沖縄産かぼちゃを遠路はるばる取り寄せるしかなかったので。
頑張れりょうおもいかぼちゃ! 農家さん、よろしくお願いします!!
(参考・出典:※1、※2、※3ホクレン りょうおもい、コープさっぽろ発行「ちょこっと」2013年12月号p.15~p.17)