零陵香シリーズのレビュー最終は、三種のうち最も値の張る沈香零陵香です。↓
↑沈香零陵香。1本あたりの値段は約7.6円。(新特撰零陵香は約6円、零陵香は約4.8円)
沈香零陵香
↑お店の説明によると、
あの名香『零陵香』に沈香が配合された高級品です。
辛く強い香りが特徴で、古典的な沈香の香りのお線香です。
とのことで、沈香の香り(風韻沈香)が好きな私は期待を大きく持ちました。
……が、箱を開けて直接嗅いでみると……。
ん? ちょっと思っていたのと違う。
「新特撰零陵香」(酸味+スパイシーな甘さ)に、さらに濃厚な甘さを足したような。
自然な香木の「沈香」の香りからは遠い印象。でも落ち着いた匂いで、さすが三種の中で最も値が張るだけあって高級感が漂っています。
女性的な香り
早速、ご先祖様供養時にこの線香を使ってみます!
すると……。
おっ。なんだか、梅ガムのような、桜餅のような香りがする!
前回試した「新特撰零陵香」は「雑味のあるポマード系」で男性的だったのですが、この「沈香零陵香」は、そこに桜餅のような甘さが加わっていて、女性的な雰囲気が出ています。
お寺感
そして、香りを嗅いだときに浮かぶイメージが、前回まで(零陵香、新特撰零陵香)は普通の住宅でしたが、この「沈香零陵香」はお寺です。
つまり、三種のうちではやっぱり一番本格的な香りなのかなと思います。
他の零陵香シリーズと同様に残り香は弱めで、この点は使いやすくて良いです。
三種を使ってみて
零陵香シリーズ三種を使ってみて、それぞれに特徴があり、興味深かったです。
トータル的に、三種の中でリピート購入するなら普通の「零陵香」かもしれません。香りがさっぱりしていて、くどすぎないところが良かったです。
零陵香シリーズは、一番高級なものでもそこまで高くないので、試しやすいのが良いですね。
永平寺にゆかりの深い香りを堪能できて、楽しかったです!