私はパンを作るとき、ホームベーカリーで一次発酵まで終わらせるのですが、その際、生地が練られていく様を観察するのが好きです。
↑ニンニンニン……と音を立てて、つやつや、丸っとしたパン生地に練り上げられていくのが見ていて楽しいです。
判断
生地の観察→焼成・試食を繰り返しているうちに、練られている生地の様子を見て、粉に対し水分が多いか、適切か、少ないか、判断できるようになってきました。上の写真の生地は、粉と水の割合が適切な感じです。
パン生地における粉と水の割合というのは、本当に微妙なんですよね。ほんの数mlの水分の差で、仕上がりが全然違います。
練られている生地を見て水が多い(生地がゆるい)と感じれば、上から粉を適当にバサバサかけて調整します。水が少ない(生地がぼろぼろ)と感じれば、小さじを使って少しずつ水を足し様子を見ます。
ホームベーカリーにおいて、練りの工程は15分ほど。あとは発酵になるので、そうなるとフタを閉じねばなりません。
その最初の15分で成否がほぼ決まるので、観察にも熱が入ります。
どちらかというと、「水が多め」よりは「水が少なめ」の方が失敗しにくいと思うので、水を加えるときは慎重にならねばいけませんね!