↑今年、五年ぶりに新規のデジカメ「ソニーRX100」を購入したわけですが、デジカメといえば必須なのがSDカード。
↑SDカードは、東芝のものをメインデジカメ(富士フィルムXQ2)用に二枚持っており、これのうちどちらか一枚を新デジカメ用におろそうかとも思ったのですが、ネットの情報を見ると、SDカードは違う機器間では使い回さない方が良い(*1)らしい。
ヘタをするとカード内のデータが消えることもあるようです(*2)。(参考*1*2:Yahoo!知恵袋,パソコンドック24)
ならば仕方ない、RX100用に新たにSDカードを購入しようと思い、Amazonに選定へ出向きました。
東芝じゃないもの(KIOXIA)ばかりヒットする
今まで使っていた東芝のSDカードが不具合もなく良い感じなので、第一候補としては同じものかなあ……。でもまあ日本製であれば、なるべく安い方が良いかなあ……。
などと考えつつ、「東芝 SDカード 32」とAmazonで検索をかけて表示された画面がこちら。↓
↑最初にズラッと「KIOXIA」という聞いたこともないメーカーのものがスポンサープロダクトとして並んでいます。
なんだよ「KIOXIA」って。なんて読むんだ? キオシャ?
と、製品のデザインを頼りにお目当てのSDカードを探していきます。
東芝のSDカードが案外高い
↑そして、だいぶ下の方にお目当てのSDカードを見つけたのは良いのですが、値段を見てみたらこれがけっこう高い……。
デジカメ自体が高かった(約3万8千円)ので、こういう周辺グッズではなるべくお金の使い方を抑えたい。
もう少し手頃な日本製SDカードってないかなあ……。
KIOXIAの説明を初めて読む~日本製だった
そう思い、東芝の他の製品や「バッファロー」の製品などを色々見回っていたのですが、そんなときにまた、「KIOXIA」の広告が出てきました。それも今度はすごく大きい。↓
↑も~、なんだよこのメーカー。私は日本のメーカーが良いんだよ。……って、ん?
大きな広告が出てきたことで「KIOXIA」の説明文章に初めて目が行き、驚きました。
↑「旧東芝メモリ」「日本製」???
えっ……これ、日本製なの? 中国製品じゃないの? 「キオシャ」じゃなくて「キオクシア」って読むの?? キオクシア?? ……読めね~~(笑)。
キオクシア、なかなか良さそう
↑そこで、戸惑いながらも商品ページをチェックしてみたところ、同じ容量(32GB)のものが東芝製品よりスピードクラスが上(Class10)なのに価格は安く、なかなか魅力的(東芝はClass4)。
【スピードクラスとは】…カメラが撮影した画像をSDカードに転送する際の速度のランク。数字が大きい方が1秒間あたりの転送量が多い。(Class4…最低 4MB/秒、Class10…最低 10MB/秒)(参考:Rentio PRESS)
その他にも、
耐静電気
耐X線(空港の手荷物検査による影響を受けない)
幅広い温度への耐久性(-25℃~85℃)
ヒューズ搭載(カード本体の発熱や発火を防ぐ)
メーカーサポート保証期間3年
など、品質も良さそう。
レビュー評価も良いし、元々が東芝関連の会社なら一応大丈夫なのかな……。
と、初めてのメーカーに対する不安感を抱きながらも、一度試して良し悪しを確かめたいという好奇心が勝り、このキオクシアのSDカードを購入してみることにしました。
キオクシアのSDカード
↑そして届いたのがこちら! キオクシア SDカード 32GB!!
↑裏面。しっかりと「Made In Japan」の文字。
↑台紙をめくると……。
↑透明プラスチック板に封入されたSDカード本体がお目見え!(本体裏面にも「Made In Japan」)
↑プラスチック板ごと取り外します。
↑フィルムを剥がして……。
↑本体にたどり着きました!
カメラにセットして使う~普通に順調
↑RX100にセットして完了!!
ここからずっと、RX100での撮影にはこのキオクシアのSDカードを使っていますが、不具合もなく、4000枚以上撮った現在も普通に順調です。
フルHDの動画も綺麗に記録できています。
初めてのメーカーでちょっと不安でしたが、とりあえず大丈夫そうかな?……と思えています(もう少し長く使ってみないとなんとも言えない部分もありますが)。
なぜ東芝メモリの名を捨てたのだろう
それにしても「KIOXIA」(キオクシア)という名称。
商品タイトルに「旧東芝メモリ」とあったので調べたところ、2019年に「東芝メモリ株式会社」から「キオクシア株式会社」に商号変更した(*3)とのこと。(参考*3:会社情報|KIOXIA)
これ、どうしてせっかくの東芝ブランドを捨てちゃったの?? と、部外者からの視点では思ってしまいます。
「キオクシア」という響きは良いものだし、「KIOXIA」とは、
日本語の「記憶」(kioku)と、ギリシャ語で「価値」を意味する「axia(アクシア)」を組み合わせたもの(引用:wikipedia)
なのだそうで、そう聞くとなるほど、良い意味の社名だなとも思うのですが、ロゴのパッと見が、日本メーカーっぽく感じられにくいのが惜しい。
特に、私は大学時代に中国語を第一外国語として勉強していたせいもあるのか、「XIA」というのが中国語のピンイン(発音記号)っぽく見えてしまって(「下」(xia:シャー)とか「小」(xiao:シャオ)とか)、最初、「KIOXIA」を中国メーカーだと勘違いしてしまいました。
商品写真だけでも日本製とわかったら良い
私以外の消費者にとっても、「KIOXIA」というのは恐らくまだ見慣れない、聞き慣れないメーカーで、日本メーカーだと気づかずにスルーしている人も多いのではないかと思います。
それはもったいないので、SDカード表面のどこかにも「Made in Japan」をプリントするとか、「TOSHIBA」の字を小さく入れるとか(それは無理なのかな?)、何か、製品写真そのものだけ見ても日本メーカー製だとわかる工夫がなされたら良いなと思いました。
商品タイトル(説明文)を見ればちゃんと「旧東芝メモリ」とか「日本製」とか書かれているのですが、急いで商品を探しているときって、ズラッと並んでいる商品の写真そのものしか見ないんですよね……。
米企業が買収??
しかしながら、この記事を書くためにキオクシアのことを色々調べていたら、なんと、キオクシアはアメリカの半導体大手企業「Western Digital」社に買収されそうになっているんですね!!(参考:ITmediaNEWS)
キオクシアには、できれば日本企業であり続けてほしいのですが……!!
キオクシアが買収されないことを祈りつつ、キオクシアのSDカードを使っていこうと思います。