↑2016年に購入して以来六年間、ずーっとメインカメラとして大活躍してきてくれた、富士フイルムのXQ2。(XQ2レビュー記事はこちら)
ちょうど一年前くらいにシャッターが切れない(半押しできない)症状が初めて出て、でもそれはすぐに直って、以降は順調だったのですが、今月、ついに致命的な症状が現れてしまいました……。
白すぎる、緑すぎる
まず、明るい場所で撮ると……。↓
↑異様に白飛び。
おかしいなと思い、少し光量の少ない場所で撮ってみたら……。↓
↑?? 何これ?? 何、この色?? 前衛芸術??
なぜか全体に蛍光グリーンがかった、黒々とした絵になってしまっていて、まったく実際の見た目と異なってしまっています。
そしてこの不具合……。すぐ直れば良かったのですが、時間をおいても、何度やり直しても、まったく良くならない。
シャッターを正常に切れない
あと、正常なときは、シャッターを切るときに「カシャッ」とはっきり押せた感覚があったのですが、この症状が出てからは、シャッターを押しても底まで押し切れないというか、フニャッとした感触に。
もう、これは……これは…………。
寿命(故障)なんですかねっ??(泣)
XQ2、もっと買っておけば良かった
XQ2による撮影枚数は、PCに保存してあるファイル数を数えたところ13万3788枚でした。
六年間。13万枚。よく頑張ってくれたと言えるかもしれませんが、体感としては早すぎる。購入したての頃、美瑛に撮影会に行ったことがついこの間のことのようなのに(泣)。
このカメラ、すごく気に入っていた。デジカメ市場がここまで縮小するとは2016年の時点では思ってもいなかったから一台しか買わなかったけれど、こんなことならあのときXQ2を三台くらい買っておけば良かった(泣)。
今は、3万円未満で、こんな良いカメラは絶対買えないんだよな……。
RX100をついにメインカメラに
でもそんな泣き言ばかりも言っていられません。記事を作成するには、どうしても正常に動くカメラが必要です。
そこで登場するのがRX100(初代)!!
去年、XQ2に最初の不具合が出たときに、XQ2がダメになったとき用として買っておいた控えのカメラ。(RX100レビュー記事はこちら)
↑これを!! ついにメインカメラに昇格させる時が来た!!
写りの色合いや室内での明るさ加減にソニー独特のクセがあって、XQ2とはまったく違う使い心地なのですが、購入してすぐ二ヶ月半ほど毎日撮影訓練をしてコツをつかんでおいたから、多分、すぐに移行できるはずだ!
XQ2を使えなくなるのは寂しいけれど、気持ちを切り替えて頑張るしかない!
……しかし、RX100をメインカメラとして使う上で、一つ、気になる点が。
スベスベ本体
↑それがこの、本体のスベスベ感。
RX100といったら、マイナス点としてこのスベスベ感ゆえの持ちにくさ、滑りやすさがよく言われることで、別売りの「アタッチメントグリップ 」をつけた方が良いとの声も多く聞いてきました。
確かにテフロン加工のフライパンのようにサラサラな本体で、決して持ちやすいとは言えないなとは購入当初から思ってきました。
持てないわけではないが
でも、慎重に持てば、持てないわけではない。
そもそも高価なカメラだったからこれ以上余分にお金をかけたくないし、そのアタッチメントグリップというのをつけて本当に持ちやすくなる保証もないし。
両面テープでくっつけるタイプのものっぽいから、一度貼り付けたら後戻りできなくなる。それも怖い。
そう思ってずっと
落としそう
メインカメラとなれば、しょっちゅうこのカメラを持ったり、置いたりすることになる。
常に気をつけていれば大丈夫だとは思うけれど、うっかり、持つときの力加減が弱くてカメラを滑り落とすなんてことがあったらやばすぎる。
安心してヒョイヒョイ扱えるようにしておいた方が今後のためにも良いだろうな。
この機会にグリップをつけてみようかな。
アタッチメントグリップ購入
↑というわけで、覚悟を決めて買ってみました! ソニー純正のアタッチメントグリップ AG-R2!!
↑初代RX100から、最新のRX100M7まで対応。
↑箱の中には説明書と、アタッチメントグリップ本体がころんと一つ。
サイズ・素材
↑サイズは横幅41mm、高さ39mm、奥行き13mm。
しっとりとした触り心地で何の素材なのかと思ったら「弾力性あるウレタンゴム(エラストマー)」とのこと。シボ革っぽい表面加工とSONYの刻印のおかげでちょっとした高級感があります。
↑裏には剥離紙がついています。
アタッチメントグリップを装着
↑それではいよいよ! 説明書に従ってアタッチメントグリップを貼り付けていきます!!
↑まず固く絞った濡れティッシュでアタッチメントグリップを貼る部分を拭いて汚れを取ります。
↑アタッチメントグリップの剥離紙をはがします。
↑そうしたら、アタッチメントグリップ上部を、このカメラ前面の溝に合わせて貼っていきます。
↑ずれないように! 慌てず慎重に!
↑曲がりやズレがないことを確認できたら、全面を指で押さえつけてしっかり接着させます。
接着後、数時間は接着力が安定しないとのこと。約一日経ってから使用を開始するように書かれていたので、カメラを静置して一日待ちました。
完成形
そして一日おいて、完成したのがこちら。↓
↑おお……。とても……自然です……。
↑指をかけやすそうな出っ張りができました。
持ってみた
早速、置いた状態からアタッチメントグリップに指をかけて持ち上げてみると……。↓
↑おっ! 前までだと、滑り落とさないように指に力をギュッと入れなければならなかったのが、滑らないから軽い力で持ち上げられる!
↑中指をアタッチメントグリップの出っ張りにしっかり沿わせて握ることができるから、片手での保持にも安定感がある!! 前は、片手で持つのは怖かったのに!
アタッチメントグリップを貼る前の持ちやすさが40点だとしたら、80点くらいには点数が上昇した感じ。
持ちやすくなった
このアタッチメントグリップは口コミの評判がとても良く、着けた皆さんが口を揃えて「グリップ性が向上した」と評していて、そんなに持ちやすくなるものなのかなあ……とちょっと半信半疑だったのですが、確かに、かなり持ちやすくなりました。
一度貼ると容易には剥がせないので、貼ったことによるマイナス点が出るのが怖かったのですが、デザイン性も損なわれないですし、重くなるわけでもゴツくなるわけでもなく、ただ持ちやすさだけが向上した感じで、着けて良かったです。
このRX100は、ボディが小さめなのにレンズは大きくて持てる部分が少ない上に、本体重量がちょっとズッシリとしていて、それでいてサラサラ滑りやすいので、元々持ちにくい要素満載で、気軽に扱うのが難しく緊張を強いられていたのですが、これで少しは気楽に使えそうです。
私が使ってきた歴代デジカメの中で最も高価な一台なので、ガンガン使うということにはまだおっかなびっくりな感じがありますが、メインカメラとして、これから共に頑張っていってもらおうと思います!(頼むから長持ちしてくれ!)