↑こちら、寒い季節の定番の足元。
一番下にミズノの極厚ウールソックス、その上に毛布ソックスを三枚、合計四枚重ね履きしています。
スリッパに入らない
この装備、暖かいのは良いのですが、問題はゴロンゴロンに足が大きくなること。
素足だったら、甲周りのサイズは、メジャーで測ると約19㎝なのですが、このゴロゴロ靴下の足だと29㎝にもなって、一気に10㎝も肥大することになります。
そうなると、足がスリッパに入らなくなるんですよね!!
↑こんな感じ。こちら、スーパーで大人用(男女兼用)Lサイズとして売られていたもので、薄手のソックス着用であれば成人男性でも普通に履けるサイズなのですが、ゴロゴロソックススタイルだとこんな風につま先しか入らず、全然歩けません。
でも、この足でも入るスリッパがあったのです。
ゴロゴロ足でも入るスリッパ
↑それがこちら。十年ほど前に、先ほどと同じスーパーで、「LLサイズ」として売られたものを購入しました。
↑このスリッパであれば、ゴロゴロ足でもスッと入る!
母の必需品
スリッパは、台所仕事時に必ず母が履く必需品。
母も冬場は靴下の四枚重ねで足がゴロゴロになっているので、その巨大足でも入る上述のデカスリッパを愛用していました。
こんなデカスリッパがスーパーで売っているなんて奇跡! これで母のスリッパライフは安泰!
販売中止
と思っていたのですが、このLLサイズ、いつの間にかそのスーパーで売らなくなってしまったんですよね。Lサイズは販売継続されているのに……LLサイズは需要がなかったのかな……。
こんなことなら買い溜めておけば良かった(泣)。
↑購入から五年間履き続けた頃(2020年)には、スリッパの裏はこんな風にボロボロ。そろそろ買い替えたいのだが……。
う~ん、どうしよう。
スーパーで取り寄せ
何らかの気まぐれでLLサイズが再入荷されないかと、スーパーに行くたびにスリッパ売り場に立ち寄ったのですが、一向に入荷はされず。
そんなときに、スーパーのサービスカウンターに貼り出されていた「そのスーパーで過去に売っていた商品なら取り寄せ可能」という文言が目に留まりました。
なるほど、そういう手があるのか!
私は早速、スリッパ売り場からLサイズをサービスカウンターに持って行き、「これのLLサイズを取り寄せたい」と申し出ました。
二週間ほど待って、注文していたスリッパがようやくスーパーに到着。
サービスカウンターに申し込むなんて初めてのことで、ちょっと大変だったので、そのハードルを乗り越えて目的のスリッパを手にしたことに達成感を覚えました。これでスリッパ問題解決じゃ~!
LLサイズが小さくなってる
しかし。
帰宅し、意気揚々と母が履いてみようとしたところ、なんと、そのスリッパ、確かにLLサイズなのに以前のサイズより小さくなっていて、ゴロゴロ足が入らないじゃないですか!!
どうやら製造メーカーがLLサイズの規格を小さく変えてしまった模様。そんなことある~~? せっかく取り寄せたのに……(涙)
新たな特大スリッパをネットで購入
もうこうなったら仕方ない。何らかの特大スリッパをネットで見つけよう!
ということで色々と探して購入してみたのがこちら!↓
↑日本製インド綿スリッパ!! 宮城県で、「宮城ものづくり大賞」を受賞した職人さんが一足一足手作りしているスリッパです。
一足2750円+送料1000円=合計3750円(2020年購入当時)もして、スリッパで3750円って厳しいなと思いましたが、見回った中ではこれが一番良さそうだったから、もう仕方ない!
全7サイズ
↑子供用~XLサイズまで全7サイズも展開されているのが特長(足のサイズでいうと、最小20cmから最大34cmまで適応)。
3Lサイズを購入
↑スリッパのサイズに関しては、細かな数値がサイト上に掲載されており、それを参考に「3L」というサイズを購入することにしました。
「3L」は、最大の「XL」の一つ下のサイズ。
ごろごろ足が入る必要はあるけれど、あまり大きすぎても歩きにくいだろうということで、ちょうどジャストサイズ+
入らない(笑)
しかし……。↓
↑いざ足を入れてみたところ、足の甲の、一番幅の広い部分で突っかかる!!
↑「つま先しか入らない」という状態よりはだいぶマシではあるのですが、かかとも飛び出しているし、歩きにくい!
無理矢理足をねじ込むようにしても、甲部分が突っかかって、きちんと入り切りません。
母も「履きにくい」と言って、一度試し履きした後は、元のボロボロのスリッパに戻ってしまいました。
うわああ~~!! 大ショック!! 4000円(近く)もしたのに~~!! XLを買えば良かったのか~~~!!!
さらに五年経過
上記のスリッパ事件にはけっこうガッカリしてしまって、トラウマに近くなり(笑)、特大スリッパをそれ以上探す気力が失われて、「いつか、そのうち、どうにかしなきゃ」と思いながらさらに五年が経過して2025年になりました。
↑購入から十年間母が履き続けたスリッパの裏は、もう、剥がれまくってベロベロ状態。
↑2020年の時点でもだいぶひどかったのに、このままだとスリッパの底の素材が露出しそうです。
封印された記憶が蘇る
私の中で、「過去に特大スリッパの3Lサイズを買って失敗した」ことは思い出したくない記憶として封印され、その詳細についてよく覚えていない状態になっていました。
しかしふと、居間の片隅に放置されている3Lスリッパを見て、「これ、どういう経緯で買ったんだっけ」と思い、購入履歴を確認。
ああ~、そういえば……と、過去の出来事が蘇り、当時、「これを買えば良かった」と思った「XLサイズ」というのがあったことを思い出しました。
XLサイズを買い直す
XLサイズは、一足3025円+送料1100円で合計4125円(2025年3月現在)。
厳しい出費とはなるけれど、3Lサイズを買って失敗した直後よりは、再出費に抵抗がなくなっている。
このままではあのボロボロスリッパが分解してしまいそうだし。
ここは、思い切って、五年越しに、XLサイズを買い直してみるか……!
↑ということで買ってみた!!
↑XLサイズ!!! 今度こそどうにかなってくれ!!! なってくれないと困る!!
履いてみる
開封し、おそるおそる足を入れていきます。↓
↑そろりそろり……。おっ!! 足の甲が通過したぞ!
そして……。
↑ピタッ。
オオーーーッ!! 入ったあああ!!
かかとはちょっと余っていますが、履き心地に問題なし。
母も、「これなら履けそう。いいね」と、ボロボロスリッパからついに新スリッパへと乗り換えを果たしたのでした!
しっかりした良品。肌触り良し
↑こちらのスリッパ、さすが職人さんが一足ずつ手作りしているというだけあって、とてもしっかりしていて、縫製も丁寧な良品です。
デザインの雰囲気はアジアンナチュラルといった感じ。
↑日本製アピールが素敵。
↑足の裏に触れる面は、細い
(上の写真では、スリッパの甲のアーチに沿って型崩れ防止の厚紙が入っていますが、実際に履くときはそれは抜き取ります)
裏面はフエルトで静音効果
↑裏面は厚さ約5mmのフエルトで、静音効果があり、足音を軽減するそうです。
↑かかと部分には滑り止めがついています。
やっと買い替えられた
こうして、十年ぶりに、母の台所スリッパが新品になりました。
すごく丈夫そうなスリッパなので、長持ちしてくれそうです。
うちと同じように、ソックスを重ね履きしすぎて普通のスリッパが入らない! という悩みをお持ちの方にはぜひ試してみていただきたいスリッパです(笑)。