うちでは、揚げ物というのは、元々ほとんどしません。
やるとしても年に数回。
揚げ物は美味しくて好きなのですが、やはり油が高価ですし、揚げ物後の油の処理も大変ということで、なかなか手を出す気になれない。
フライパンで揚げてきた
ですから、「専用の揚げ鍋」を買うということもせず、今までうちでは揚げ物をするときはフライパン(直径28㎝)で済ませてきました。↓
↑こんな感じ(揚げているのはサーターアンダギー)。
フライパンで揚げる問題点
フライパンでも揚げることは可能ですし、家にある調理器具を使って手軽に揚げ物ができるというのは嬉しいポイントでもあります。
ただ、フライパンで揚げ物をする問題点も確実に存在します。
油がはねる
まず一点目は油がはねるということ。
揚げ物をするとき、フライパンのフチがストンとした形をしている(油はねをガードする形状ではない)ため、揚げている最中に油が周囲にすごくはねます。
危ないし、揚げ物後はフライパンの周囲30㎝四方がベタベタで掃除が大変。
底が浅いから上手く揚がらないときも
また、フライパンは底が浅いので、どんなにたっぷり油を満たしても、油に高さが出ません。
それでも小さいもの(フライドポテトなど)であれば上手く揚げられるのですが、大きい海老なんかを天ぷらにしようとすると、フライパンの底に海老が着いてしまって、衣がベタベタのダンゴ状になってしまうのです。
揚げている途中に油があふれそうになる
上記のように、底が浅い中でもなんとか少しでも油の高さを出そうと油をドボドボ注ぎ、結果、フライパンフチのギリギリまで油が迫るわけですが、これが、特にフライを揚げるとき、フワーッと泡が盛り上がるようになってあふれそうになることがあります。
揚げ物最中の高温の油があふれたりなんかしたら大変です。これにはいつもヒヤリとさせられてきました。
揚げ鍋を買う
以上のような問題点を感じながらもフライパンでの揚げ物を続けてきたのですが、揚げ物をするたびに感じるストレスが積み重なり、もっと揚げ物がしやすい、専用の揚げ鍋が欲しいと感じるようになりました。
そこで!! IH対応で日本製、直径26センチで使い勝手の良さそうだった揚げ鍋を購入してみました!↓
↑こちら! IH対応両手天ぷら鍋。
税込み3070円という意外なお手頃価格。
↑本体は鉄製で、シリコン焼き付け塗装がされています。満水容量は3.7L(適正油量は1.6L)。
油はねガード
↑この天ぷら鍋の特長その1はこちらの油はねガード。
鍋のフチが内側に湾曲しているため、油はねを抑えることができます。
油注ぎ口
↑特長その2は油注ぎ口。
揚げ物が終わったあと、油を漉(こ)し器に移す際、この注ぎ口があれば便利です。
使い勝手が良い!
そして! 実際にこの揚げ鍋を使って揚げ物をしてみたところ、実に調子が良い!
油がはねない、あふれない
↑油はねガードの湾曲が本当に油はねを防いでくれて、油はねはほぼゼロ!
周囲もベタベタにならず、スベスベのまま! 掃除が楽!
そして、鍋に深さが出たため、油の表面からフチの高さまで余裕ができ、どんなに泡だってもあふれる心配がなくなりました。
同じ油量でも高さが出るように
平たいフライパンと違い、揚げ鍋は底がやや狭くなっているので、同じ量の油を注いだときに底からの高さが出るようになりました。
↑こちら、フライパンに1.5リットルの水を入れたところ。
↑底から水面までの高さを測ると、2.8cmです。
↑こちら、揚げ鍋に、同じく1.5リットルの水を入れたところ。
↑底から水面までの高さを測ると、4cm!!
なんと、1.2cmも深さが増しています!
油に高さが出るおかげで大物を上手く揚げられるようになったのは嬉しい!
漉し器に移しやすい
↑使用後の油を漉し器(コスロン)に移すときも、注ぎ口があるのでこぼす心配なし!
揚げ物頻度が増えそう
この揚げ鍋のおかげで、揚げ物に対するハードルが低くなりました。今までより、揚げ物の頻度を増やして楽しみたいです。
使用後の手入れ
ちなみに! この揚げ鍋を長持ちさせるべく、使用後の手入れは説明書に記載の通り丁寧にやっています。
まず、使い終わった鍋をスポンジで洗い、水気をキッチンタオルで拭き取る。
その後、弱火で加熱して水気を完全に飛ばして乾燥させ、鍋が冷めたら表面に食用油を薄く塗る。
少し手間ですが、そう頻繁に使うものでもないですし、この作業にさほど苦は感じません。
良い鍋なので、大事に使っていきたいと思います!