昨年、自分なりの「ホームベーカリーで食パンを上手に焼く四つのコツ」を確立してから、ホームベーカリーで食パンを焼く頻度が上がり、それまでは一ヶ月に1~2度焼けば良い方だったのが、最低でも週に一度は焼くようになりました。
そうして、食パン作りを繰り返しているうちにふと思ったんですよね。
昔は、よく、全粒粉を入れて焼いていたよな。
でも全粒粉入りのパンって、体には良いと思うんだけれど、膨らみが良くないし、味にも独特のクセがあるというか、酸味があって、あまり好きになれず、いつの間にか作らなくなってしまった。
けど、久しぶりに、全粒粉入りのパンをもう一度食べたくなってきたな。
食パンのバリエーションの一つとして……全粒粉入り食パン、久々に作ってみようかな。
有機全粒粉の強力粉を購入
というわけで! 購入してみたのがこちら!↓
↑オーサワジャパンの「北米産 有機全粒粉 強力粉」!!(500g入り 507円)(有機JAS認定商品)
こちら、初めて買う商品です。
今までの全粒粉は中力粉だった
以前購入していたのは、ムソーの「国内産有機小麦粉 全粒粉」。↓
↑できれば国産が良いのでまた同じものを買おうかとも思ったのですが、この全粒粉、よく説明を読むと中力粉で、タンパク質含有量が高くない(8.1%前後)んですよね。
中力粉って、うどんやお菓子作りには向いているのですがパン作りにはあまり向いていない(膨らみにくい)。
強力粉…11.5~13.5%(パン、中華麺向き)
中力粉…8.5~10.5%(うどん、お好み焼き向き)
薄力粉…7.0~8.5%(ケーキ、クッキー向き)
「強力粉」に惹かれた
昔は、「全粒粉」に中力粉とか強力粉があるという意識が無かったため、「国産」の「有機」というポイントを重視して商品を選んでいたのですが、今回は、パン作りに使うことを念頭に、強力粉である(タンパク質含有量が高い=パンが膨らみやすい)という点を最重視してこの全粒粉に決めました。
ちなみに今回購入した「北米産 有機全粒粉 強力粉」のタンパク質含有量は「12%以上」(*1)とのことで、期待が持てます。(参考*1:北米産 有機全粒粉(強力粉)商品説明)
焼いてみた
そして!! 全粒粉を入れて早速焼いてみた食パンがこちら!!↓
↑すごく上手く膨らみました!
強力粉(道産)…200g
全粒粉…50g
粗糖…30g
バター…13g
塩…付属の小スプーン1(約4g)
水…150ml
ドライイースト…付属の小スプーン一杯(約3g)
↑切ってみました。
↑全粒粉のつぶつぶが見えます。
そのまま食べてみた
まず、何もつけずにそのまま食べてみたところ、あ、すごい、粉全体の20%しか全粒粉は入れていないのに、香りが、とても全粒粉っぽくなった(笑)。
すごく香ばしいです。
心配していた「酸味」は無く、全体的にはうす甘い感じで、噛みしめれば少しほろ苦さもあり、味わい深く、美味しい。
「全粒粉を入れるとパンがパサつく」という先入観がありましたが、「タンパク質含有量12%以上」のおかげか、ふわふわしっとり感もほとんど損なわれていません。
トーストしてジャムを塗る
↑次に、トーストしてアプリコットジャムを塗ってみました。
こちらを食べてみると、おっ、なるほど、全粒粉を入れない食パンのジャムトーストと比べ、さらに複雑な香ばしさが加わって、またひと味違った美味しさを味わえる感じ。
美味しい
今回、久方ぶりに全粒粉入り食パンを焼いてみたわけですが、結果として、思っていたより上手く焼けたし、美味しかったです。
購入した「北米産 有機全粒粉 強力粉」が、パンに入れる全粒粉として使いやすいものだったことが功を奏したのではないかと思います。
これだったら、今後は、たまに全粒粉入り食パンを焼こうかなという気になります。
栄養価が高いので、食べていて安心感があるのも良いですね。
まだたっぷり残っているので、有効に使っていきたいです(追加購入もしようと思います!)。
(追記:その後、全粒粉100%の丸パンを焼いて成功しました!)