↑うちでは現在、ヨーグルトメーカー(タニカのヨーグルティア)を使ってヨーグルトを手作りし、毎日食べています。
作り方は簡単で、「水(900ml)にスキムミルク(100g)を溶かしたもの」に「ヨーグルト(ABCT種菌から作ったもの)(113g)」を混ぜ、ヨーグルティアにセットして「42℃・12時間」で完成。
スイッチを入れてから12時間後にできあがるため、私はいつも寝る直前にヨーグルト作りの作業をし、ヨーグルティアのスイッチを押してから寝室に向かうようにしていました。
そうすると、起きてから数時間後にヨーグルトができあがって、タイミング的に色々とちょうど良いのです。
スイッチを入れないまま寝た
しかし、先日。
台所仕事にいつもより早く取りかかったため、その流れで、ヨーグルト作りの作業も早めに済ませることになりました。
あとは発酵させるだけの「ヨーグルト原液」をヨーグルティアにセットするところまで完了。
そこでスイッチをすぐに押したいところでしたが、まだ時間が早いために、それだと寝ている間にヨーグルトが完成してしまいます。
そこで、スイッチはあとで(寝室に行く直前に)押すことにしました。
忘れてはならない。忘れるはずはない。そう思っていたのに……。
私はつい、スイッチを入れないまま、数時間後に寝室に行って寝てしまったのです。
腐ったかも
そのことに気づいたのは起床直後。
「あっ…………」
と思いました。昨日、ヨーグルティアのスイッチを押さないまま寝てしまった。
うわ……どうしよう。
室温は、夏場なので30℃程度。そんなところに無脂肪牛乳っぽいものを半日置いておいたら、腐るよね……?
ヨーグルトを混ぜた溶液ではあるので、ただの無脂肪牛乳とは違いますが、それでも乳製品。常温放置してはいけない雰囲気の漂うものです。
ヨーグルティアから取り出してみる
……うわあ~、失敗したなあ。忘れないようにって思ってたのに、忘れてしまった。
ヨーグルティアの中にセットしないで、わかりやすいように外に出して置いておけば良かった。
腐ってるんだろうなあ。もったいない。どんな風になっているか、確かめたくないけど、見てみないと……。
と、私はヨーグルティアから容器をおそるおそる引き上げてみました。
固まってる?
すると……。↓
↑ん? ………………ん??
あれ、なんか、揺すったときに表面がフルフルしてる。シャバシャバしてない。
なんか……なんか、固まってない??
常温放置でヨーグルトになった?
まさか、30℃の半日常温放置でヨーグルトになったの??
調べたところ、ヨーグルトメーカーを持っておらず、牛乳にヨーグルトを混ぜて室温で半日から三日ほど放置することでヨーグルトを作っている方もいらっしゃって、衝撃を受けました。
ヨーグルトって常温放置でもできるものなんだ!!
確かに、カスピ海ヨーグルトなんかは、低温長時間発酵(24~30℃・24~48時間)だったりするので、「30℃の半日放置」でヨーグルトになってもおかしくはないのか……。
ここからどうするか
ここで私は考えました。
この、常温放置で一応ヨーグルトっぽくなった物。これを、ここから一体どうするか。
ヨーグルトとして完成しているならそのまま食べても良いのかもしれない。けれど、「42℃で12時間」と指定された種菌を使っているのに、30℃の発酵しかしていないのでは、何か未完成なのではないか……。
ということで、何が正解かわからないままに、私は追加でそのヨーグルトを「42℃・12時間」で発酵させることにしました。
完成
↑最終的に完成したヨーグルトがこちら。乳清がやや多いですが、ツルッと綺麗な表面です。
↑お……?
↑おおっ。見た目は、普通に、しっかりとしたヨーグルトになりました! 匂いも正常です!
食べてみる
そして、このヨーグルトをおそるおそる食べてみたところ……。
酸味がいつもより強いけれど、ヨーグルトとして普通に食べられる。
常温放置という、いつもとは違う過程を経たものなので、お腹を壊さないか少し心配だったのですが、まったく大丈夫でした。
その後、数日かけて、このヨーグルトを食べきりました。
ヨーグルト作りを始めてこの方ヨーグルトメーカーを使わず発酵させたことがなかったために焦り、腐らせたかと思ったのが、無事に消費できて良かったです。
ヨーグルト作りって案外、温度管理が適当でも大丈夫なものなんですね。
今後、同様の失敗があっても、あまり慌てずに済みそうです!(でももうスイッチを入れ忘れることのないよう、細心の注意を払っていきます!)