2010年頃から、夕食後に煎茶を入れて一服するのが習慣です。↓
その、煎茶を飲むときに欠かせないのが茶托(ちゃたく)。
↑熱々のお茶が入った湯飲みを運ぶとき、お盆のような役割をしてくれるので指を火傷する心配もなく重宝なわけですが、毎日の使用でだいぶガタがきてしまいました。
発掘された品みたい
↑こちら。もう、年季が入りすぎて、まるで江戸時代の住居跡地から発掘された品みたいな雰囲気です……。
↑割れて、中の木が見えちゃってる……。
こんな見た目でも使用に支障があるわけではないのですが、やっぱりちょっと、ボロボロすぎる食器を使っていると、なんだかすきま風が吹いて雨漏りのする家に住んでいるような気分になるというか、せっかくの良い煎茶が映えずありがたみが減じてしまいそうになるのももったいなかったので、新しい茶托を購入することにしました。
似たものを探す
さて、じゃあどんな茶托を購入するか? となったとき、一番の条件として浮かんだのは「今まで使っていた茶托と似たような感じのものが良い」ということ。
高級感があって、気に入っていたんですよね。
そこで、今まで使っていた茶托の由来を母に聞いたところ、購入したのは30年ほど前で、どこで買ったかは覚えていないが、
1枚2000円ほどするものだった
ということが判明。
たち吉の茶托
そこで! 一枚2000円程度で、見た目が今までのものと似ているものを探して「これだ!」となったのが、有名和食器店「たち吉」の越前塗りの茶托5枚セット!!
↑到着!
↑オシャレな箱入り! 早速開けてみると……。
↑おおおーーっ!! 美しい!!
お店の商品説明によると
天然木のくり貫きで肉厚な木地を作り、本漆を重ね塗りして質感にこだわった上品な茶托
とのことで、まさに! その謳い文句通り、高級料亭の風が吹いてきそうな気品ある茶托です!
↑もちろん安心の日本製!
↑滑らかな質感で、触っていて気持ちが良いです!
↑裏の、「橘吉」(たちきち)の文字も格好いい!
使ってみた
早速! この新しい茶托に煎茶をのせてみたところ……。↓
↑……おお~っ!! 煎茶の雰囲気、グレードアップ!!
↑やっぱり、欠けの無い食器の方が、使っていて気分が良いですね。
手入れ方法に気をつけたい
せっかく、意を決して買った高級茶托。
なるべく長持ちさせたい! と思い、同封されていた注意書きをよく読んだところ、
使用後、湯水につけないで下さい。直ぐ洗ってから柔らかい布で水気を拭い、もう一度乾いた布でくもりをふいておけば長持ちします。
と、だいぶ丁寧に扱わなければいけない様子。
あのボロボロになってしまった茶托は、いつも、湯水につけてはいなかったのですが、他の食器と一緒にスポンジで洗って、水滴のついたまま食器カゴに入れる……というような使い方をしてしまっていました。
だから早く傷んでしまったということもあるかもしれないので、この茶托は、濡れ布巾で拭くだけにとどめるくらいの優しい扱い方をして、なるべく長く使っていきたいと思います!