2020年に福井旅行に行った際、地元の有名店「あみだそば」で福井県産そば粉100%使用の十割そばを食べました(そのときのレビュー記事はこちら)。↓
↑この十割そばがすごく美味しかったということが最近母との話題に上り、家で十割そばを作って食べたいねという話になりました。
生そばの取り寄せは高すぎた
「あみだそば」のそばは通販で購入可能なので最初は取り寄せを検討したのですが、「生そば4人前(麺つゆつき)」の値段が送料込みで4200円と、う~~ん、そば四人前でその値段はちょっと……高すぎて……手が出ない……!!
だったら、他に、もっとお手頃な「国産そば粉100%使用の十割そば」(生そば)が売られていないか、色々探したのですが、どれもこれも高くて買えない!!
乾麺じゃなくて生麺が良い
乾麺なら、生麺よりはよほど安価に「国産そば粉100%使用の十割そば」が手に入ります。
けれど、家で、乾麺のそばを美味しくゆでられた試しがない!!
なんだかいつも麺がベチャっとしていて、食感もモソモソ・ポソポソしていて、美味しくないというわけではないけれど、あんなそばだと、「あみだそば」の美味しかったそばと差がありすぎて作る気がしない。
だから、うちではもう十年以上乾麺のそばをゆでておらず、そばを食べるとしたら使うのは「奥出雲 生蕎麦」。↓
「奥出雲 生蕎麦」は普通に家でゆでてもプロっぽく仕上がって美味しく、気に入っていて、それはきっと生麺タイプのおかげだと思っているので生麺にこだわりたかったのですが、金額的に、生麺の「国産そば粉100%使用の十割そば」は入手を諦めざるを得なそう……。
(「奥出雲 生蕎麦」は、小麦粉使用の「五割そば」なので今回の希望に合致せず。)
乾麺のそばを上手くゆでる方法を模索
だったら、なんとか、乾麺のそばでも、満足いくようなゆであがりにすることはできないか??
今まで、乾麺のそばのゆで方を探究したことがなくて、いつも適当だったから、何か、今までよりはマシになるちょっとしたコツのようなものがあるのでは??
たっぷりのお湯でゆでると良いらしい
ということで母にも相談したところ、「麺類は、たっぷりのお湯でゆでると美味しくなるというのが通説だよ」とのこと。
母の実家はラーメン店で、ラーメンも、深さのある
へえ~、そうなんだ。今まで、そばをゆでるときのお湯の量なんて気にしたことがなかったな。普通の片手鍋で、麺がお湯の中でギュウギュウになる感じでゆでていたかも。
だったら、たっぷりのお湯でゆでるということを意識してやってみようかな!
乾麺の十割そば
というわけで、スーパーのそばコーナーに赴き、買ってきたのがこちら!↓
↑山本かじの 国産の十割蕎麦!! (200g入り459円)
↑原材料はこちら! 希望通り、国産そば粉100%の十割そばです!! 食塩不使用の本格派!!
↑カロリー等はこちら。
お湯4Lでゆでる
↑製品裏の説明書きにあった湯量の目安は「200g(一袋)で3L」。
↑昔は、そんな指示もあまり気にも留めず、この満水量3Lの片手鍋で、2.5Lほどの湯でそばをゆでていました。
↑しかし今回は!! 満水量5Lの鍋を使って、指示より多い4Lの湯でそばをゆでていきます!!
5分ゆで、1分むらし
↑ゆで方は、袋裏の指示に従って、5分ゆでて、1分むらします。
↑細かいゆで方もよく読んで成功を目指します。
↑4Lのお湯をぐらぐら沸騰させました!
↑そばをパラパラと入れる!
↑そばを入れると沸騰が収まってしまうので、再沸騰してから5分ゆでていきます!
↑5分ゆでたら火を止めて1分放置します(蒸らし)!
水で締める
↑蒸らしが終わったらザルに上げ、用意しておいた冷水に放ち、何度も水を替えてそばを締めます!
↑完成!
食べてみる
↑盛り付けてみました!
↑伸びないうちに早速食べてみます! すると……おっ??
すごい!! 麺がシャキシャキしてる! コシがある! 昔、べたっとしたゆであがりになったのとは大違いだ!! 美味しい!!
え、乾麺の十割そばでもここまでのクオリティーにできるんだ!! これだったら生そばじゃなくても良いし、そば屋に行きたい欲求も満たせる! お湯の量をたっぷりでゆでるってそんなに大事なことだったんだ!!
おまけ:浸水させてからゆでる
乾麺の十割そばはお湯の量をたっぷりでゆでると美味しくなるとわかりましたが、私は、もう一つ、気になっていたゆで方を試してみることにしました。
それは、乾麺を浸水させてからゆでること。
スパゲティーの麺はいつも浸水させてからゆでていて、美味しいので(詳しくはこちらの記事参照→「全粒粉パスタを消化不良にならずゆでる方法」)、それをそばで試したらどうなるのかなと思いました。
5分浸水、5分ゆで
↑「5分浸水させ、5分ゆで、蒸らしなし」という方法でやってみることにしました。
たった5分水に浸けているだけで、そばが溶けて水が濁っていることに危機感を覚えます(笑)。
↑鍋に入れるとき、麺がくっついていて、全然パラパラ入れられません(笑)。
そして、麺が冷えているせいか、お湯に入れて沸騰が収まったのち、なかなか再沸騰してくれない。
↑ゆでている最中も麺がダンゴっぽくなりやすく、ほぐす必要がありました。
↑それでもなんとか完成!! ゆであがったそばは、浸水させないでゆでた麺とほぼ同じように美味しく、少しだけモチモチ感が増したかな? という仕上がりになりました。
その、増したモチモチ感は魅力には感じましたが、ゆでる前やゆでている最中の手間が増すというデメリットを考えると、総合的には浸水させないでゆでる方に、うちとしては軍配が上がりました。
乾麺の十割そばの日が増えそう
こうして、乾麺の十割そばでも美味しくゆでる方法を確立し、そばへのハードルがだいぶ下がりました!
今までは生そばにこだわっていたため、そばが食べたいとなるとわざわざ取り寄せる必要がありましたし、賞味期限も半年で乾麺よりは短いためそのへんも気にする必要がありましたが、乾麺ならスーパーで手に入りますし賞味期限も二年と長い!
今後は食卓にもっと気軽にそばを登場させていけそうです!