かけそばの上に身欠きニシン(ニシンの干物)の甘露煮をのせたにしんそばというものを作って食べてみたいと、急に母が言い出しました。
大学時代に一度だけ、家族で立ち寄った新潟のそば屋で食べたことがあり、確か美味しかったんだけれどよく覚えておらず、どんな味だったか思い出したく思っていたところ、ちょうど最近放映されたテレビの料理番組で「にしんそば」のレシピが紹介されたのを見て、作って、その味を再確認したくなったとのこと。
にしんの甘露煮
料理番組では、「にしんの甘露煮」は身欠きニシンを煮付けて作っていましたが、それは少し大変なのでまずは手軽に作ってみたいとのことで、調理済みのものを取り寄せることに。↓
↑ネコポス(ヤマトのメール便)で到着!
↑中身がこちら! 京風 にしん甘露煮 5本セット!(送料込み 1782円)
原材料
↑原材料は「にしん、砂糖、醤油」のみの無添加なのが嬉しい!
創業52年の京都の
大きさ
↑甘露煮の大きさは、大体「縦16.5㎝、横5㎝」。一人前分として十分立派なサイズです。
にしんそばの作り方
それでは早速! にしんそばを作っていきます!
にしんの甘露煮…2枚
半生そば…2玉
軟白ネギ…2束(500g)
生しいたけ…300g
ほうれん草…2束(400g)
【つゆの材料】
だし汁…1リットル
醤油…100cc
みりん…100cc
↑そばには、お気に入りの「奥出雲 生蕎麦」を使用。
↑小麦粉、そば粉ともに国産。
↑軟白ネギは、緑(葉)の部分を、トッピング用に細い小口切りにし、水にさらしてザルに上げ、水気を絞っておく。残った白い部分は縦半分に切ってから斜め薄切りにしておく(つゆに入れる具にする)。
生しいたけは軸を取ってから薄切りにする。ほうれん草はゆでて水に5分ほどさらしてアク抜きをしてからきつく絞り、2~3㎝幅に切っておく。
↑そばは硬めにゆでて水にさらし、ザルに上げておく。
↑にしんの甘露煮は湯煎で温めておく。
↑鍋につゆの材料を入れ、火にかける。
↑つゆが沸騰したらネギの白い部分、生しいたけを入れ、やわらかくなるまで煮る。
↑つゆにそばを入れてさっと混ぜ、さらにほうれん草を加えて軽く混ぜる。
↑あらかじめ温めておいた器につゆとそばを入れ、にしんの甘露煮を上に載せる。最後に、にしんの上にトッピング用のネギをのせて完成。
完成
そして……。↓
↑できたーーーっ!! にしんそば!!
にしんそばって、その存在は知っていたものの、こうして目の前にするのは初めて。
大体、かけそばにニシンの甘露煮って合うのか? どういう美味しさなんだか、想像しにくい……。
↑と思いながらもにしんの甘露煮に箸を入れてみると、ホロッとやわらかい。
↑食べてみると、おっ! これはなかなか美味しい!
基本的にさんまの蒲焼き缶詰のような甘辛くこってりした味わいなんだけれど、あれほど脂っこくなく、燻製のようなスモーキーな風味があり、身が引き締まっていて噛むほどにウマい!
↑だしの利いたつゆの味わいと、そばの香り、にしんのスモーキーさとたっぷりネギが調和して、甘じょっぱい中に旨みを感じる、なんとも飽きの来ない美味しさ!
なるほど、にしんそばって美味しいものですね。この一品で主食とメインと副菜を兼ねるボリューム感も良いです!
母の感想
数十年ぶりに大学時代の思い出の味を食べた母は、「昔食べたにしんそばは、美味しかったという記憶だけで見た目も味もまったく覚えていなかったんだけれど、今回で記憶が補完された感じ。つゆに、甘露煮の甘さと魚の香りが移っていて、それとともに食べるそばが美味しい」と満足げでした。
豪華で美味しかった
初・にしんそば。思っていたよりも美味しくて良かったです!
にしんの甘露煮がドーンとのっているので豪華感があって、今回、野菜もたくさん入れたので食べ応えもあり、この一品だけで夕飯として成り立ちました。
にしんの甘露煮も、自分で煮付けようと思えば大変ですが、レトルトパウチだとすごく手軽にいつでもにしんそばが作れて良いですね。
甘露煮の上にドッサリのせた薬味のネギが美味しさの秘訣だったように思います。次回作るときも、たっぷりネギで作ろうと思います!