私は、東京で妹と暮らしていた2009年6月に体調を崩し、療養のため北海道に戻ってきて、そのまま現在に至ります。
当初は風邪と思っていたのが重症化し、療養を続け、早二年。最初は体を起こすのも辛かったのがじわじわと回復し、ここへ来てようやく体力・気力ともにだいぶ健康な頃に近づいてきた感があります。
布ナプキンの使用再開
そこで、使用を再開しようと思っているのが布ナプキンです。
私は2007年から布ナプキンを使っていましたが、療養生活に入ってからは布ナプキンを洗ったり干したりする体力的余裕がなく、ケミカルナプキンを使わざるを得ない状態でした。
ケミカルナプキンは、手軽で便利です。
しかしやはり蒸れて、かゆくなるんですよね。ああ、こういうかゆみが布ナプキンの頃はなかったわ~と布ナプキンを懐かしく思い出すことがたびたびありました。
ずっと体調をみていたのですが、そろそろ布ナプキンもいけるかな? と思えたので今月から再開するつもりです。
新調
しかし!
東京(妹宅)から北海道に戻るときに、そのまま実家に居着くとは思っていなかったために着の身着のまま状態で来てしまって、布ナプキンを含むたくさんの荷物を東京に置き去りにしてきてしまったんですよね。
……妹に送り返してもらえば良いのですが、それも妹に負担だし、送料もかかるし、その布ナプキンも多少古びてきていたし……。
ということで、思い切って布ナプキンを新規購入してしまうことにしました。
今までは白うさぎ
今まで使っていたのは、布ナプキンの中でも値段が手頃(Lサイズ一枚440円)な白うさぎ。↓
↑白うさぎは、その値段の安さから枚数を集めやすく使い心地も満足いくもので、気に入っていたのですが、研究の意味も含めて今回は白うさぎとは別の布ナプキンを買ってみることにしました。メイドインアース
それが、メイドインアースの三つ折りナプキン。様々なレビューを見回ったところ、このナプキンの評判がとても良かったので決めました。肌触りが柔らかく、へたりにくいのだそうです。↓
↑値段は白うさぎの二倍以上しますが、おそらく、それ相応の良さがあるのだろうと期待しています。
厚手? 薄手?
ただ困ってしまうのが、メイドインアースの三つ折りナプキンには厚手と薄手の二種類があるのです。これ、どちらを買えば良いのだろう?
ヒントを探してレビューを入念にチェックしましたが、
「薄手の方が使い勝手が良い」
「厚手の方が安心感がある」
と、どちらか一方には決めかねる感じです。
厚いは薄いを兼ねるかなと思って、最初は厚手だけを買おうかと思っていたのですが、「厚手は驚くほど厚く、つけていてモコモコする」なんて声を聞くとその思いも揺らぎ……。
厚いって、どんだけ厚いんじゃい! と商品写真を凝視しても、いまいち厚さはわからず。仕方ないので、とりあえず厚手と薄手、両方数枚ずつ買ってみることにしました。
浸け置き洗い用ホーローバケツ購入
また、布ナプキンを浸け置き洗いのに使うバケツも買うことにしました。以前はステンレスボウルをバケツ代わりに使っていたのですが、フタがないのが不便だったので……。
プラスチック素材は汚れが付着しやすいということで、狙い目はホーロー素材。最初に目についたのはホーローバケツ。可愛いです。
↑けれどこちら、5500円もするのです。布ナプキン洗濯用バケツにそこまで払うのにはどうも抵抗が……。
ホーロータンクはお買い得
そこで次に候補として挙がったのが、野田琺瑯のホーロータンク。
↑こちら、2918円と、バケツよりは手頃。ただ、見た目はバケツの方が好みです。
見た目を取るか、値段を取るか……。
一晩迷ったのですが、結果、やはり、見た目が好きなものの方が気分良く使えるだろうということと、取っ手がついていて持ち運びが楽そうなことから、バケツの方を買いました。
届いて使ってみたら、布ナプキン・バケツともどもまたレビューします!
追記:メイドインアースを使ってみた
↑注文してあったメイドインアースの布ナプキン。届いてから早速使っています!
生理痛が和らいだ
布ナプキンを使うのは二年ぶりですが、やっぱり良いですね~!
ケミカルナプキンにしてから徐々に生理痛が重くなってきていたのですが、それが一気に楽になりました。
要因はやはり布ナプキンの温かさにあると思います。分厚い布が体温を封じ込めてくれるので、布ナプキンをあてがっている部分がぽかぽかするんですよね。
ケミカルナプキン使用のときは、生理痛を和らげるために下腹部をカイロで温めながら横になる必要があったのに、布ナプキンにした途端カイロなしでずっと起きていられるようになりました。
布ナプキン、いいわ~! としみじみ感動しました。
メイドインアースの布ナプキン詳細
↑メイドインアースの布ナプキンは広げるとこんな感じ。
↑肌に当たる部分の布地はすべてオーガニックコットンなのが特長。サラッとしたシーツのような肌触りです。
画像の赤枠で囲った部分に、吸収体である「パイル生地(タオルのような生地)」が、厚手の場合は2枚挟み込まれています(「薄手」は1枚)。
厚手・薄手の違い
↑挟み込まれているパイル生地は、厚手が二枚、薄手は一枚なのだそうです。三つ折りにすると、約1㎝の厚みの差があります。
けれど、この厚みの差は、写真ではわりとはっきりわかりますが、実際に見るとほとんど見分けがつかず、触り比べてもすぐには厚手か薄手か判別できないくらいのものです。
ですから、どちらか選べと言われたら、より経血吸収量の多い「厚手」を私はお勧めしたいです。
追記:洗濯でごわごわになりやすい
その後、このとき購入したメイドインアースの布ナプキン(厚手8枚+薄手3枚=合計11枚)を、繰り返し洗濯しながら七年ほど使いましたが、布地がすっかりごわごわになって肌当たりが痛くなり、「使い続けるのが辛い」と思うレベルにまでなってしまいました。
そこで結局、やわらかなネル生地の布ナプキン「白うさぎ」に回帰することにしました。
「白うさぎ」も洗濯を重ねると生地が固くなってはきますが、最低限のしなやかさ・やわらかさは保たれるので、長く快適に使えます。
総合的に、私の好みには「白うさぎ」が合っているようです。今後、閉経するまで「白うさぎ」でいくと思います。
(「白うさぎ」に回帰したことについて、詳しくはこちらの記事参照)
ホーローバケツ活躍
布ナプキン生活において一番大変な洗濯も、気合いを入れて楽しくやっています。布ナプキンと一緒に買ったフタ付きホーローバケツが大活躍していますよ!↓
↑布ナプキンを一度に5~6枚は浸け置き洗いできます。
↑洗面所の床に置いておいてもコンパクトで場所を取らず目立ちませんし、白くて清潔感があります。
また、持ち手があるのが、バケツを洗濯機の投入口まで持ち上げるのに便利で良いです。
追記:ホーローバケツの洗い方
ホーローバケツは汚れがつきにくそうなイメージがありますが、「アルカリウォッシュ溶液に布ナプキンを浸け置きする」ことを繰り返しているうちに、壁面や底面にザラザラした茶色の汚れがこびりついてきます。
そういうときは、バケツにたっぷり水をくみ(汚れが完全に隠れる程度)、粉末クエン酸を大さじ2ほど溶かし、一晩放置してください。
放置したのち、食器洗い用スポンジなどでこすり洗いすると、汚れが綺麗に落ちます。(スポンジは、使い古して捨てる寸前のようなもので十分です)