魚好きの母が鯖(さば)の味噌煮を食べたいと言っていて、じゃあ鯖を買って煮付けようかという話になったのですが、現在、週に一度買い出しに行っているスーパーでは、行ったその日に鯖が必ず売られているとは限らないんですよね。
鯖の味噌煮を献立に組み込んでいざ買いに行ったら売られていなかった……というのでは夕飯の予定が狂ってしまいちょっと困ります。
じゃあ鯖の味噌煮缶はどうか……という話にもなったのですが、鯖の味噌煮缶は、以前、市販のものを食べた母がひどい胸焼けを起こして吐き気で寝込んだことがあり、以来、拒否感があるとのこと。
鯖の水煮缶
そこで浮上したのが鯖の水煮缶を使うという案。
うちでは、今まで、「鯖の水煮缶」というものを買ったことは一度もなかったのですが、「水煮缶の水を捨てて、鯖だけを味噌煮にすることができるんじゃないか」と母。
水煮缶ならば、味噌煮缶よりあっさりしていて、胸焼けすることもなさそうです。
調べたところ、確かに、鯖の水煮缶を使った味噌煮レシピが存在しており、よし! これを参考に作ってみよう! と、早速鯖の水煮缶を取り寄せてみました!↓
↑購入したのはこちらの「千葉産直サービス とろさば 水煮」!!(180g入り)(534円)
原材料が良い
「鯖の水煮缶」にも色々ありましたが、これを選んだ理由はひとえに!! その原材料の良さ!!↓
↑こちら、
サバ…千葉県銚子産の、脂の乗った、平均約400g前後以上の新鮮な秋~冬サバを厳選
食塩…対馬産平釜塩
米酢…古式静置発酵「純米富士酢」
と!! まるで、家庭で手作りするときのような品質の良さ!! 安心できる!(「純米富士酢」はうちでも使っていたことがあるし!)
栄養成分にEPA、DHA
↑栄養成分はこちら。
魚に含まれる健康成分(オメガ3脂肪酸)として有名なEPA、DHAが栄養成分の中にあることが嬉しい。
(※EPA、DHAともに心血管疾患リスク低減や血中中性脂肪低減に十分な根拠があるとされていますが、さらに、それぞれに)
EPA…抗血栓作用の効果
DHA…脳や神経組織の発育や機能維持の効果
があると期待されています。(参考:DHA・EPA協議会)
中身ぎっしり
開けてみると……。↓
↑おおっ!! 身厚な鯖がぎっしり詰まっている!!
↑ゴロンと立派な鯖です!
少しだけこのまま味見してみましたが、鯖本来の味を生かすほんのりとした良い塩味で、生臭くなく、旨みが凝縮していて美味しい!
それではこれで、鯖の味噌煮を作っていきます!
鯖の味噌煮のレシピ(鯖水煮缶使用)
鯖の水煮缶…1個(固形量150g)
長ネギ(白いところのみ)…2本分(200g)
生姜…大2かけ(100g)(皮を剥いた状態で)
酒…大さじ5
山椒(あれば)…少々
■合わせ調味料■
豆味噌…25g
みりん…大さじ3
↑鯖の水煮缶は、ザルにあけて水を切っておきます。
↑生臭みをなくすため皮は取り除いておきます。
↑長ネギ(白い部分)は、縦半分に切ってから3㎜幅くらいの斜め薄切りに。生姜は皮を剥いて薄切りにしてから細い千切りにします。
↑みりんと豆味噌はあらかじめよく混ぜておきます。
↑鍋に、生姜とネギ、酒を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にしてフタをし、野菜がクタクタになるまで5分ほど蒸し煮します。
↑蒸し煮が終わったところ。
↑合わせ調味料(豆味噌とみりん)を入れ、全体をさっと混ぜます。
↑鯖を入れて、身を軽く分割し、中弱火(フツフツとした沸騰が続くくらい)で味がなじむまでフタをしないで煮ます。
↑完成しました!
できあがり
↑器に盛って、上から山椒をかけたらできあがりです!
↑食べてみると、濃厚な豆味噌ダレとたっぷりネギ生姜が、身の締まった鯖にからまって美味しい~~!
狙い通り、鯖が変に脂っこくなくて、ネギや生姜の多さも相まって全然胸焼けしません。
母も「生臭くなくて、鯖に味がよくしみていて美味しい。調味料と生姜・ネギさえあればすごく簡単に作れるし、サバ味噌煮缶と違って味の濃さを自分で調整できるのが良い。また作りたい」と、すごく気に入った様子。
鯖の水煮缶って便利だね!
今回、鯖の水煮缶というものを初めて利用してみましたが、便利なものですね!
缶詰だからストックしておけて、好きなときにいつでも調理できるし。
ほんのり塩味で煮てあるだけだから、どんな料理にも応用して使えるし。
これからは、この「鯖の水煮缶」を常備して、今回作った味噌煮や他の料理に活用していきたいと思います!