↑ホームベーカリーで食パンを焼くとき、いつもこちらの「サフ・インスタントドライイースト」(11g×5包入り)を使用しているのですが、スーパーの小麦粉売り場に行った際、近くの棚に並んでいて気になったドライイーストがありました。
それがこちら。↓
サフの代わりになるのか?
いつもの「サフ・ドライイースト」を気に入っているので、別に、あえて他のドライイーストを試さなくても良かったのですが、「サフ・ドライイースト」は近所で手に入らずネットで取り寄せるしかないので、うちに在庫がどれだけあるかいつも気にして買い置きしておかなければならないのが少し面倒でした。
もしこの「北海道とかち野酵母インスタントドライイースト」が良いものであれば、スーパーで買えるのだから、「サフ・ドライイースト」の買い置きをうっかり切らしてしまったときも、慌てないで済む。
万が一のときは「サフ・ドライイースト」の代用として使えるものなのか? それをチェックするために、今回、初購入に踏み切りました。
北海道のサクランボから
「北海道とかち野酵母インスタントドライイースト」は、北海道十勝地方に自生するエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)のサクランボから分離された酵母で作られているとのこと。(参考:とかち野酵母)
↑原材料はこちら。乳化剤は入っていますが、それは「サフ・ドライイースト」も同じなので仕方ないかなという感じ。
↑5g×6袋入り。
↑一袋一袋、ピッチリと真空パックされています。
上手く焼けるのか
↑中身の見た目は、「サフ・ドライイースト」とまったく一緒。
早速これで食パンを焼いてみることにしましたが、何せ初めて使うドライイースト。上手く膨らむのかなあ? という不安が胸をよぎります。
しかもなんだか、サクランボから採った菌っていうところが、いかにも自然っぽくて、発酵力も穏やかなんじゃないか……って気がするし。
まあ一度、焼いてみないことには始まらないな。もし膨らまなかったら材料が無駄になってイヤだけど、虎穴に入らずんば虎児を得ず。やってみるしかない。
食パンを焼いてみる
……というわけで食パンを焼いてみたところ……。↓
↑おっ……? ……普通に膨らんだじゃん!
↑イイ感じ!
↑「サフ・ドライイースト」で焼いたときと同様に、フワフワモッチリの食パンになりました。
ただ、「サフ・ドライイースト」で焼いた食パンに比べて、パン独特のイースト臭が弱いと感じました。
あっさりした香りというのか……。私はわりと、焼きたてパンのイーストの香りは好きな方なので、この点、若干物足りない気もしました。しかし、よくよく嗅いでみないとわからないくらいの差ではあります。
あとは、本当に、「サフ・ドライイースト」で焼いた食パンと同じ。
発酵力も強そうで、普通に使えそうなドライイーストだなと思いました。
レーズン食パン
その後、具入り食パン(焼いたときに高さが出にくく、ドライイーストの発酵力が試される)にも挑戦してみようと思い、まずレーズン食パン(レシピはこちら)を焼いてみました。↓
↑すると、うん、上手く焼けた!
↑食パンは大丈夫だったけど、具が入ると膨らまなかったりして……と心配だったのでホッとしました。
金時豆の甘煮パン
気を良くして、次に焼いてみた具入りパンがこちら!↓
↑こちらも美味しくできました!
普通に使える
そんな感じで、初めて使ってみた「とかち野酵母インスタントドライイースト」。
「サフ・ドライイースト」とまったく同じような感覚で使えるイーストだったので安心しました。十分にサフの代用品として使えそうです。
ここまでサフと使い勝手が似ていると、今後、サフじゃなくて、入手しやすいこちら(とかち野酵母)をメインに使おうかなあ? なんて気もしてくるのですが……どうしようかなあ?
並行して使いながら、考えていきたいと思います。
追記:サフの方が発酵力は強い
2019年追記:その後、「古い強力粉」と「とかち野酵母」でパンを焼いたらまったく膨らまないという事象が発生しました。↓
↑同じ古い強力粉を使っても、「サフ」はもう少し膨らんだので、「とかち野酵母」は「サフ」よりは発酵力が穏やかと言えそうです。
「とかち野酵母」でパンを焼く際は、新しい(鮮度の良い)強力粉を使うよう心がけるようにした方が良いです。
量も増やすと安心
強力粉に対する量も、サフのときよりは増やすと安心です。現在、私は「とかち野酵母」を使うときは、強力粉に対し「1.9%」量を使用しています。
(たとえば、強力粉を250g使う場合は、そこに「0.019」をかけて「4.75g(約4.8g)」の「とかち野酵母」を使います。サフの場合は1.2%(3g)です。)