先日、R1ヨーグルト量産を目的にヨーグルトメーカー購入を決意したと書きました。↓
ヨーグルトメーカー(タニカ ヨーグルティアS)が到着したらヨーグルトをすぐ作れるように「牛乳とR1ヨーグルト」を用意して待っていたのですが、ついに!! 待ちわびたヨーグルティアSがやってきました!
ヨーグルティアS
↑ババン! 白と銀色の、近未来的雰囲気あふれる可愛い箱に入っています!
↑開封!
↑入っているのは、「発酵食レシピ集(76品目)」、「取扱説明書」、「タニカで販売しているヨーグルト種菌のパンフレット(+アンケートハガキ)」。
↑そして本体!!(案外、かなり軽い)
↑それと付属品の「内容器」2個と、「ヨーグルトスプーン」一本。
MADE IN JAPAN
このヨーグルティアS。全製品が国内自社工場で生産されているそうで、「一台一台丁寧に検査」されており、メーカーとしても「高品質に自信」があるとのこと。
日本メーカーの家電でも「MADE IN CHINA」なんて場合はザラにあるので、「MADE IN JAPAN」というのは嬉しいし安心できます!
それでは早速! ヨーグルト作りに取りかかっていきたいと思います!
無脂肪牛乳+R1でヨーグルト作り
↑用意したのはこちら!町村農場無脂肪牛乳と明治R1ヨーグルト(低脂肪)です!
↑取扱説明書には、「種類別名称」が「牛乳」となっているものが固まりやすくて良く、「無脂肪牛乳」だと固まりが弱いことがある……とあったのですが、私は乳脂肪を摂りすぎると湿疹が出るし胸焼けもするので、無脂肪牛乳で作ることにしました。
無脂肪牛乳だからってうまくいかないってことも無いんじゃないかと思いました。いつも食べていた市販のヨーグルトはすべて「脂肪0」タイプでしたし。
容器の消毒
取扱説明書に沿って準備を進めます! まず、内容器の消毒。↓
↑内容器の底が隠れるくらいの水を張り、ヨーグルトスプーンを立てかけます。
↑内フタをのせます(内フタにはスプーンを通せる溝が空いているので、スプーンはそこに通します)。
↑そのまま電子レンジに入れ、1分30秒加熱。
↑加熱終了! 内容器は、沸騰した水から出た蒸気でいっぱい。これで消毒完了なんて、本当に画期的! 簡単、速い、楽ちんです!
(ちなみに、内容器、内フタ、スプーン、すべてポリプロピレン樹脂製で耐熱温度は105℃)
牛乳とヨーグルトを入れる
内容器のお湯を捨てたら、冷蔵庫から出したばかりの牛乳を100ml注ぎます。↓
↑この時点ではまだ容器は熱々ですが、冷たい牛乳を入れることで、底の部分だけひんやりします。
固形ヨーグルトはあらかじめ混ぜクリーム状に
↑次にヨーグルトを入れるわけですが、固形ヨーグルトをそのまま入れると混ぜても牛乳となじみにくそうだったので、ヨーグルトだけあらかじめかき混ぜてクリーム状にすることにしました。
↑こんな感じ。すぐにトロッとなります。
牛乳と混ぜる
↑この、トロトロヨーグルトを、先ほどの「牛乳100ml」の中に入れてよく混ぜます。
↑よく混ざったら、残りの牛乳をすべて入れ、全体をさらによく撹拌します。
↑完了。内フタをのせます。
↑取っ手フタを閉めます。
本体にセット
↑取っ手フタを閉めた内容器を本体にセット。
↑外フタをのせたらすべての準備が完了です!
温度と時間をセット
仕上げに温度と時間をセットします。
温度…43℃
まず、温度は43℃にします。参考にしたのは明治乳業のR1ヨーグルトに関する公開特許公報(pdfファイル)です。
時間…7時間~12時間
次に時間ですが、これは、ネットを調べても「何時間」というはっきりした正解は無いようで、ヨーグルティアSによるR1ヨーグルト作りにおいては、ざっと見たところ最短7時間、最長12時間が目安となるようでした。
時間は、長ければ長いほど固まりが良く、しかしその分酸味も強くなるらしいです。
今回私が使うのは無脂肪牛乳で、固まりにくい場合があるようなので、長めに。
しかしあんまり長すぎて酸っぱくなりすぎてもイヤだなということで、11時間から挑戦してみることにしました。↓
↑・①で温度設定。
・②で時間設定。
・③を押すとスタートです!
完成
スタートボタンを押したら、あとはひたすら静かに11時間経つのを待つのみ。
そして11時間後。「ピー、ピー」というブザー音が鳴り、おそるおそる内容器を引き上げてみると……。↓
↑お……、なんか、一応固まってるっぽい! 上の方、乳清がけっこうあるけど!
とりあえず、冷蔵庫にすぐ入れます。説明書には「二時間程度冷やしてからお召し上がりください」とありましたが、この時点でもう0時を過ぎていたので、食べるのは翌朝にすることにします。
すくってみる
そして! 来たる翌朝!
冷蔵庫からヨーグルトを取り出し、フタを開けてみます。↓
↑満ちる、乳清の海……。
↑そっとスプーンを入れると……おっ、意外と乳清の海が深いぞ。海底に到着し、掘り起こしてみると……。
↑おっ!!
無脂肪牛乳だからどうなるかと思ったけど、ちゃんと固まってるやん!!
食べてみる~酸っぱい(笑)
↑フルフルしていて良い感じ! 美味しそう!
というわけで、このヨーグルトだけでまずは味見をしてみることにしました。
どんな風になってるんだろう……と思いながら口に運んでみると……。
あっ、すごく滑らか。香りも良くて、美味しい! ……けど、酸っぱい!(笑)。レモンくらい酸っぱいような気がする。お前はレモンかって言いたくなるような。
R1ヨーグルトの製品版はあまり酸味が無かったので、余計に酸っぱく感じました。
明治ブルガリアヨーグルトの買い置きがあったので比較して食べたところ、わりと酸っぱい印象のあるブルガリアヨーグルトよりも酸っぱかったです。
「11時間」って、長すぎだったのかもしれません。
次回は10時間で挑戦しよう……と思いつつも、でも、美味しいことは美味しいんです! ちゃんと、「ヨーグルト」になっていてホッとしました!
おろしりんごにかけて
↑それでは! いつものおろしりんごに手作りR1ヨーグルトをかけて! いただきます!
……あ、これは美味しい。おろしりんごが甘いおかげで、ヨーグルトとのハーモニーがすごく良い。
酸味の強いヨーグルトも、甘いものと食べればバクバクいけちゃいますね。
初・R1ヨーグルト作り成功
とにもかくにも! 初・R1ヨーグルト作りが無事成功して良かったです!
市販のR1ヨーグルト1個が10個分にまで増えたと思うと達成感があります。
まあ、酸味は手作り品の方が強かったりするし、市販のR1とまったく同一のヨーグルトができたわけではないかもしれませんが、きっとそれに準ずるものはできたと思います。
面倒具合
ちなみに、この、容器型ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作るにあたり、その作業がどのくらい大変なのか、ということに興味がありました。
実際に作ってみると、大変度合いは「ホームベーカリーに材料をセットして食パンを焼くのと同程度」でした。
作業そのものはホームベーカリーより楽なのですが、衛生面に気を遣わなければいけない点に気苦労があり、総合すると、ホームベーカリーでの食パン焼きと同等という感じになりました。
『容器の消毒』から『「牛乳+ヨーグルト」を本体にセットしてスイッチオン』まで5分程度といったところ。
思ったより大変ではなかったです。ぬか床の管理よりは100倍楽です(笑)。
これなら続けられそうです。
これから、保温時間を色々調整して、好みのポイントを探っていきたいです。
↑「43℃9時間」で仕掛けたヨーグルト(無脂肪牛乳+R1使用)。乳清もなく、綺麗な仕上がりです。
追記:「スキムミルク+水」で無脂肪牛乳を作る
スーパーに無脂肪牛乳の入荷数が少なく、売り切れで買えないことがあったため、スキムミルク(脱脂粉乳)に水を混ぜて無脂肪牛乳にし、ヨーグルト作りに使うようになりました。
2019年以降はスーパーで無脂肪牛乳の取り扱いが完全に中止になってしまったので、それからは毎回「スキムミルク+水」で作った無脂肪牛乳を使っています。(詳しくはこちらの記事参照→『スキムミルク(脱脂粉乳)で無脂肪ヨーグルト作り』)