いつものように、録画した料理番組をチェックしていた母。
一通り見終えて、「焼き鯖(サバ)の棒寿司が気になった」と言います。
なんでも、有名な女性料理研究家が作っていて美味しそうだったとのこと。
美味しそう
焼き鯖の棒寿司と聞いて、私も色めきだちました。
何それ、聞いただけで美味しそう。作り方を見なくても作り方の想像ができる。鯖の塩焼きを寿司飯の上に載せるんだよね?
美味しそう美味しそう! 食べたい!
ということで、早速作ってみることに。
鯖を三枚におろす計画
「焼き鯖の棒寿司」で主役になるのが「鯖の塩焼き」なわけですが、これを、私は鯖を三枚におろすところから作ることにしました。
半身になっているのを買えば楽なのですが、やはり丸のままの魚をさばいて塩焼きにする方が鮮度が高く美味しいだろうと思えたので。
鯖を三枚おろしにするのは初めてですが、サンマを三枚におろすことはできるので(昨年、サンマの甘酢焼きを作る際に初体験)、その経験を生かせばなんとかなるだろうと思いました。
骨が心配
しかし、鯖を三枚おろしにするにあたって心配になったのはその骨。
サンマを三枚おろしにしたとき、身にどうしても小骨が残ってしまって、それを指で取り除くのがちょっと一手間だったんですよね。
でも、サンマは骨がか細くて力要らずで抜けるのでまだ良かったのです。大変だったのは鮭。↓
↑このタルタルソースをつけて食べるのに鮭フライを作ったとき、鮭の身に残っていた骨を指先でつまんで抜いたのですが、鮭の骨って頑丈で、しっかり身に刺さっているので抜くのにけっこう力が要る。
最後には指先が痛くなってしまいました。
鯖にも骨がありそう
サンマ、鮭と、最後に抜くべき小骨が残っていたことを考えると、鯖にもそういう骨があるんだろうなということが想像できました。
また指で取るというのは大変だな。もうこうなったら、魚用の骨抜きを買った方が良いんじゃないか?
骨抜き購入
……というわけで! 鯖の三枚おろしに向けて、魚用の骨抜きを購入しました。↓
↑ステンレス骨抜き。
↑材質は18-0ステンレス鋼。日本製。長さは12cm。
↑商品説明によると、軽い力で握れるように、ハンドルの元部分に近づくにつれ板厚を薄くしてあるとのこと。
↑先端は入念にすり合わせられており、骨をしっかりつまめる仕様。
大型毛抜きといった感じで使いやすそう! これで骨取りもバッチリだ!
ということで、鯖の小骨抜きに挑戦してみました。
鯖の骨を抜く
↑鯖の棒寿司用に買ってきた鯖二尾!!
↑三枚におろしました!!(鯖の三枚おろしについて参考にした動画はこちら) そして……。
↑あったあった!! 小骨!! これを……。
↑骨抜きでつまんで……。
↑上に引っ張り上げる!! おおっ! ズボッと小骨が抜けました!!
半身一枚につき12本くらいは小骨が埋まっていて、それを次々と抜きました。
これをもし指だけで抜いていたら本当に手間と時間がかかって大変だったと思います。
骨抜き、買っておいて良かった!!
先端が薄く鋭いので、小さな骨でもガッチリつかめて抜きやすかったです!
鯖寿司完成
↑骨抜き後、塩を振って焼き、棒状にした寿司飯の上に「甘酢生姜、シソ、鯖」の順に載せ、巻きすで巻いてギューギュー固め、切り分けてできあがり!
(このとき作った「焼き鯖の棒寿司」の詳しいレシピはこちら)
想像通りの味わいで、旨みがあり、とても美味しくできて満足しました!
丁寧に小骨を除いたおかげで舌に骨が刺さることもなく、安心して食べられました。
魚用の骨抜きは、魚料理における陰の功労者ですね!
魚料理に対するハードルが一段階下がった気がします。
この骨抜きを活用して! また鯖の棒寿司作りにチャレンジしたいと思います!